グーグルは画像保存サービス「Googleフォト」の撮影場所を推定する機能をアップデートし、新たに追加した写真や動画に対してロケーション履歴の情報を使わない仕組みへ変更する。このアップデートは2022年12月21日に公表したもので、数ヵ月かけて段階的に実施するという。
ロケーション履歴を使った撮影場所推測を終了
Googleフォトは、位置情報データをもたない写真や動画でも撮影場所を推定する機能を搭載している。
これまで位置情報がない写真や動画の場所の推定には、ユーザーのロケーション履歴や写真に含まれるランドマークなどのデータを使ってきたが、今回の仕様変更で、ロケーション履歴を使った推測を終了する。以後は視認できるランドマークなど、写真や動画に含まれるデータを使った推定となる。
旧仕様の撮影場所推定データは削除される
今回の変更に伴い、現行の撮影場所の推定データは5月1日以降削除される。
削除を防ぐ場合は、5月1日より前にGoogleフォトにログインし、画面の案内に従いデータ保持の操作をする。この案内は順次、ユーザーの画面に表示されるようになる。
なお、削除対象は撮影場所の推定データのみで、写真や動画そのものは削除されない。
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