富士ソフトは、「+F」シリーズの新製品として、5G対応のSIMフリーモバイルルーター「+F FS050W」を発売した。価格はオープンだが、すでに販売が開始されている大手量販店ECサイトでの価格は3万8280円(10%ポイント還元)となっている。
+F FS050Wは、従来モデル「+F FS040W」が持っていた、自宅での固定回線的な使い方や自動車での利用に便利な独自機能は継続しつつ、5GやnanoSIM+eSIMのデュアルSIMをサポートするなど、さらに強化されたモデルとなる。
まずネットワーク面では、5Gがn1/n3/n28/n77/n78/n79とドコモ4.5GHz帯を含む、サブ6をサポート(通信速度は下り最大2.8GHz)。4Gについても1/3/8/18/19/26/28/39/41/42と幅広い対応で、国内4キャリアとMVNOの各SIMで利用できる。また、eSIMとnanoSIMのデュアルSIM構造で、eSIMはスマホアプリからのアクティベーションが可能。データ通信に用いるSIMを端末やアプリから簡単に切り替えられる。
モバイルルーターとしての機能では、通常モードのほかにモバイルモード、据え置きモード、カー・モードの4つの動作モードを選択でき、それぞれの使い方に合わせて、バッテリーの劣化を抑えたり、エンジンの起動に連動して電源のオン/オフなどが可能となる。また、バッテリー交換のほか、バッテリーを取り外した状態での動作にも対応しており(市販のUSB PD対応ACアダプターを用いる)、据置型ルーターとしての利用にも適している。なお、本体のUSB Type-C端子に別売りのLANアダプターを接続することで、有線LAN接続も可能となる。
本体サイズ/重量は、約120×74×19mm/198g。バッテリー容量は4000mAhで、4Gでの連続通信時間は11時間(5Gでは9時間)。LAN側は最大1201MbpsのWi-Fi 6に対応している。
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