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凸版印刷、AIによるマーケティング運用を自動化するAIソリューション「KAIDEL」を提供開始

2023年02月10日 19時10分更新

 凸版印刷は2月9日、AIによる顧客行動予測の自動運用システムを開発し、AI導入設計から自動運用までフルパッケージで支援するAIソリューション「KAIDEL」の提供を開始した。

 同社では2017年よりAIの技術を用い、「プロモーション反応予測」「優良化予測」「離反予測」など、顧客の様々な将来の見込み度を予測するデータ分析サービスであるAIスコアリングエンジン「KAIDEL」を提供している。

 今回新たに、マーケティングにおける顧客行動予測の一連のAI運用サイクルを自動化するシステムを開発。各企業の分析担当者により手作業で行なわれることが多かったローデータの連携からデータ前処理、顧客行動学習・予測(AIスコアリング)、予測結果の連携まで一連の運用サイクルの自動化を実現。このシステムを活用し、AIスコアリングエンジンKAIDELのリニューアルを行ない、企業にあわせたAI導入設計から自動運用までをフルパッケージで支援するAIソリューション「KAIDEL」として提供を開始。

 本サービスの活用により、マーケティング精度・成果向上、コスト削減、業務効率化を実現できるとしている。これまで、費用対効果の問題やリソース不足などが課題となり単発で終わることの多かったAIを活用したマーケティングプロジェクトの継続的な運用を支援する。

 カスタマイズ性に優れ、その時々の状況に応じて後からでもDMP(データマネジメントプラットフォーム)/CDP(カスタマーデータプラットフォーム)やBI(ビジネスインテリジェンス)ツール、MA(マーケティングオートメーション)ツールなどの各種デジタルマーケティングツールと連携・機能拡張させることが可能。

 価格はAI利用およびAI運用費が月額80万円~、AI自動連携システム構築費は500万円~。AI自動連携システムを構築し、その運用も含めて伴走型で全面サポートする。また、AIの精度を検証したい企業向けに別途トライアルサービスの提供も可能という。

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