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スマートウォッチやAR/MRグラスも5G化

クアルコム 世界初の5G NR-Light規格に対応した「Snapdragon X35/X32」を発表

2023年02月10日 13時00分更新

画像:クアルコム

 クアルコムは2月8日、世界初となる「5G NR-Light」規格に対応した「Snapdragon X35/X32 5Gモデム RFシステム」を発表した。主にスマートウォッチやAR/MRグラス、産業用IoT機器向けのチップとなる。

ウェアラブルや産業用IoT向けの5Gモデム

 5G NR-Light はスマートフォンなどで使う広帯域幅の通信と、家庭用IoT機器で使う低帯域幅の通信の間に位置する規格だ。身近なところではスマートウォッチやAR/MRグラスといった機器が該当する。

 Snapdragon X35 5G モデムRFシステムはこの5G NR-Lightに世界で初めて対応したモデルで、小さな機器にも搭載できるようチップを小型化しつつ、電力効率に優れ、最適化された熱設計を実現したという。

 また、あわせてクアルコムは「Snapdragon X32 5GモデムRFシステム」も発表。こちらはフラッグシップのX35を簡素化した安価なモデルという位置づけだ。

 同社はSnapdragon X35/X32の登場により、ウェアラブル機器などのメーカーが自社製品の5G対応化を迅速に進められるようになるとしている。

 X35、X32ともに機器メーカー向けのサンプル出荷は2023年前半を予定。実際にSnapdragon X35/X32を搭載した機器が発売されるのは2024年前半となる見込みだ。

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