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「北九州夜景フォトコンテスト」の受賞が決定!

2023年02月10日 10時00分更新

 22年10月より募集が行なわれていた「北九州夜景フォトコンテスト」。厳正なる審査の結果、この度各賞の受賞者が決定した。

 北九州市が「日本新三大夜景都市」の全国1位に選ばれたことを記念し北九州市国内観光客等誘致促進協議会が主催した「北九州プレミアム夜景フェス」の一環。「これぞ北九州!“ど真ん中”夜景」をテーマに600点を超える北九州市の美しい夜景が集まり、北九州市の夜景・イルミネーション・ライトアップの魅力を実感する機会になった。

 受賞作品は下記の通りとなる。

■金賞(1点)

▼アカウント名 takuma.photograph
投稿URL https://www.instagram.com/p/CoHb4UlvgPS/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

受賞者コメント
 『小文字山へ登った際の思い出の1枚です。山頂へ到達し、そこから見下ろす小倉の大パ ノラマには心を打たれました。ぜひ一度、訪れてほしい夜景スポットです。』

<選評>
 空に向けられた一本の指。このポーズは、「日本新三大夜景都市第1位!」とも、コメント中の「1回は行って欲しい絶景」とも受け取れるが、その真意やいかに? たとえ深い意味はなく、ただ眼前の絶景に思わず興奮しただけだとしても、それに納得してしまうくらい素晴らしい夜景が広がる。二人の高揚感がストレートに表現された、北九州夜景の底力を教えてくれる1枚!

■銀賞(1点)

▼アカウント名 zoro_fighter
投稿URL https://www.instagram.com/p/CmE9n5uPZMv/

受賞者コメント
 『この度は私の作品をお選び頂きありがとうございます。大好きな雨上がりのキラキラの門司港レトロ夜景の一枚が選ばれてとても嬉しいです。』

<選評>
 雨上がりには新しい風景を見つける楽しさがある。濡れた路面を注意深く観察すると、水たまりに映った虚像とのコラボレーションが展開している。おそらく作者はこの場所を幾度も訪れているのだろう。視点を最大限低くし無駄なものを省いた構図により、幻想感がより増幅した。門司港らしい被写体を使った秀逸なリフレクト写真。

■銅賞(1点)

▼アカウント名 1101yukorin
投稿URL https://www.instagram.com/p/Cl1uceOvSgw/

受賞者コメント
 『この度は夜景フォトコンテスト銅賞に選んでいただきありがとうございます。都市高速のS字カーブの中に浮かびあがる東田第一高炉。その姿は圧巻で美しく、北九州を象徴する夜景だと思います。この先も大切に残して欲しいと願っています。』

<選評>
 日本最初の高圧高炉として、産業の発展と近代化の一翼を担ってきた東田第一高炉。撮影場所は定かではないが、ガントリークレーンや高速の高架といった建造物も加わることで、 “ものづくりの町・北九州”が凝縮された印象の作品になった。個々の色彩も異なり、全体としてカラフルで明るいイメージに仕上がっているところも魅力的だ。

佳作(3点)

▼アカウント名 itoyas2003
投稿URL https://www.instagram.com/p/Cmlbcu_SFzX/

受賞者コメント
 『賞に選んでいただき本当にありがとうございます。作品は昨年6月、小雨が降る高塔山公園で、傘を差しながら撮影したものです。』

<選評>
 昨年2月に国の重要文化財に指定された真っ赤な若戸大橋を、大胆な構図でアジサイと組み合わせた作品。主題は紫色のアジサイにありながらも、背景の橋がしっかりとその存在を主張し、色彩の対比も効いている。2つの被写体を思い切ってド真ん中に構成したストレートさも評価した。

▼アカウント名 koppa929
投稿URL https://www.instagram.com/p/CkcX1XNPUZa/

受賞者コメント
 『孫達に撮っては初めての皿倉山からの夜景。スロープカーからの煌めきに大はしゃぎをパチリ。』

<選評>
 ブルーモーメントを迎える皿倉山。ここからの10分は、まさに夜景のゴールデンタイムと言える。静かに見入る子供たちの背中からは、まさに「夜景がじぇっ景っちゃ!」という声が聞こえてきそう。世代を問わず感動を与えてくれる風景に加え、そのストーリー性も感じる作品。

▼アカウント名 ig_yy2020
投稿URL https://www.instagram.com/p/Ckdn2Fdv4iB/

受賞者コメント
 『地元のイベントでの受賞大変嬉しく思います。粘って撮影した1枚です。』

<選評>
 火災からの復興を目指す旦過市場と、未だ戦争終結の見通しが立たないウクライナ。この風景は、当たり前だった日常と平和を取り戻すべく戦う人への、“光のエール”と言える。逞しい小倉城のライトアップと共に願いがこもった光だからこそ、見るものに訴えかけるメッセージを感じた。

■審査員特別賞(3点)

▼アカウント名 fanta.jyusan
投稿URL https://www.instagram.com/p/ClYmFpLPUuL/

受賞者コメント
 『まさか選ばれるとは思いませんでした。有難うございます』

<選評>夜景評論家・丸々もとお、夜景フォトグラファー・丸田あつし選定
 きらびやかな風景だけが夜景ではない。被写体は、かつてこの町で活躍した路面電車。役目を終えひっそりと佇む姿は、どこか哀愁が漂う。クロスに輝く光の効果を上手く使い、見過ごしがちな風景に光をあてた作者の視点を評価した。「私も北九州市の夜景として忘れて欲しくない」と、電車も主張しているようだ。

▼アカウント名 enjoyphoto_1124
投稿URL https://www.instagram.com/p/CmTRpN-PGj1/

受賞者コメント
 『考えてもいなかった受賞で、とても驚いていると同時に大変嬉しく思います。ありがとうございます。僕が住む地域は夜景が綺麗な場所が沢山です。老体に鞭打って誰も投稿していない夜景を求めていきたいですね。』

<選評>夜景評論家・丸々もとお、夜景フォトグラファー・丸田あつし選定
 季節限定で登場する艶やかなバラのトンネルを、エモーショナルに捉えた作品。巧みな画面構成とピント位置の調整で、遠近感や臨場感が効果的に表現されている。具象とも抽象とも取れるような作品に、作者のセンスを感じる。こちらも、北九州市夜景の懐の深さを伝える一枚だった。

▼アカウント名 pasyattofoto
投稿URL https://www.instagram.com/p/Cml5yuyvEFJ/

<選評>夜景LOVEWalker編集部選定
 街の光の鮮やかさとそれを反射して水面に映る輝き。同じようでいながらまた趣きの違う光景。北九州市の多様性を象徴したような魅力的な写真だった。グラデーションの儚さはこの一瞬を切り取っていて2度とないチャンスを捉えている。人それぞれが感じる美しい夜景。だからこそその場所に行きたくなるのかもしれない

 定番の風景を独自の視点で切りとったり、とっておきの時間帯を狙ったり、人物との組み合わせにこだわったり…それぞれ素敵な夜景写真が並んだ。そこには北九州の魅力が詰まっていた。今後も様々な形で発信されていくことを期待したい。
(夜景LOVEWalker編集部)

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