週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

キャラもシステムも面白くてやめ時を見失う!

これぞ原点回帰!?シリーズ最新作『魔界戦記ディスガイア7』は古参もご新規も満足できる秀作だ

2023年02月06日 13時00分更新

どこか初代を思い出すノリが、懐かしくも新しい

 「魔界戦記ディスガイア」シリーズは今年で20周年を迎えた。初代『ディスガイア』をリアルタイムでプレイしてから、それほどの時が経ったのか……と、時の流れを噛みしめずにはいられない。

 ところで本作をプレイしていると、どこか初代に似た空気を感じた。主人公フジとヒロインのピリリカのやり取りが、初代の魔王ラハールと天使フロンを思い出すからだろうか。

 または、メインストーリーがほどよい難易度で、育成要素の開放なども無理のない絶妙なタイミングで行なわれるからだろうか。すごく手触りが良く、心地よく遊べている気がする。

超・性善説主義者で、あくまでも人を信じようとするピリリカ。人情アレルギーのフジは彼女の言葉でたびたび吐血するハメに

 気になったところがあるとすれば、セーブ&ロードの読み込み時間が長めということだろうか。暗酷技館で否決された際に失うマナがもったいなくて何度もロードでリトライしたところ、読み込みがもっさりする感じで少々テンポが損なわれたのは否めない。

 ただ普通にプレイしている分にはオートセーブもあるので、とくに気にならない。ステージごとの読み込み時間などは長いと感じず、全体的に見ればテンポはいいと感じた。

暗酷技館の議題。中盤だとマナがまだまだ貴重なため、5000をやっと貯めて議会に挑み、あっさり否決されてパーになることもしばしば。そりゃロードだってしたく……なりますよね?

 「ディスガイア」はメインストーリーがチュートリアル、なんて言われるくらいボリュームたっぷりの作品。とは言えメインストーリー自体も面白く作られており、やり込み要素の片鱗をつまんでみるだけでもドハマりすること間違いなし!

 また、各種システムの説明も丁寧にしてくれるので、本作が初「ディスガイア」という人でも安心の作りになっている。やり込みが前面に出てくると「難しそう」と敬遠しがちだが、大丈夫。困ったら「レベルを上げて物理で殴る」で、大体は解決する大雑把さも本作の魅力だ。

 「初代」を楽しんでいた古参のシリーズファンも、久々に本作を手に取ってみてはいかがだろうか。ちょうどいい塩梅で達成感を味わえるゲームバランス、どこか懐かしいノリ、そして熱中できる新しいやり込みが、本作『ディスガイア7』には確かにある。

 

【ゲーム情報】

タイトル:魔界戦記ディスガイア7
ジャンル:史上最凶のシミュレーションRPG
販売:日本一ソフトウェア
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch
発売日:発売中(2023年1月26日)
価格:
 通常版:7678円(パッケージ/ダウンロード)
 デジタルデラックス版:1万978円(ダウンロード版)
CERO:C(15歳以上対象)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります