日本一ソフトウェアより2023年1月26日に発売されたシミュレーションRPG『魔界戦記ディスガイア7』(PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch)のプレイレビューをお届けする。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに7678円だ。
本作は、同社の代表的作品「魔界戦記ディスガイア」シリーズの最新作であり、シリーズ20周年記念タイトルでもある。
日本に似た「日ノ本魔界群」を舞台にした和風の世界観となっており、人情アレルギーのフジが日ノ本オタクのピリリカと出会い、七つの魔改神器「始祖の七振り」を集めるため大穢戸幕腐(を支配する魔提督オープナー)と戦っていく物語が展開する。
ここではPlayStation 4版をプレイする機会が得られたので、中盤あたりまでのシステムや触り心地、プレイした感想をお届けしよう。
ピリリカの怪しい日本語がクセになる!?
まず本作の概要を紹介しよう。舞台は「日ノ本魔界群」で、和風の魔界が寄り集まった複数の魔界の総称だ。かつては悪魔らしからぬ信念「武士道」に従って形成された人情たっぷりの魔界だったという。
そこへ日ノ本オタクの少女ピリリカが観光に訪れるも、日ノ本魔界群は「魔提督オープナー」の来航により、すでに変わってしまっていた。蕎麦屋へ入ればパスタを出され、楽しみにしていたお寿司も食べられないという。
オープナーにより武士道が淘汰されている現状に怒ったピリリカは、通りすがりのはぐれ武士フジに協力を要請。法外な助っ人料を吹っ掛けられるも、アパレル会社の社長でもあるピリリカはそれを承諾し、2人は互いの信念のために大穢戸幕腐と戦い、「始祖の七振り」と呼ばれる強力な武器を集め、在りし日ノ本を取り戻そうと共闘していくことになる。
戦いの中では主人公であるフジとピリリカのほか、ヘタレ将軍のウェイヤス、火薬大好きの怪盗シーフォー、剣に飽きた最強の剣豪・彼岸絶勝斎(ひがんぜっしょうさい)、予知する人型兵器スイセンなど、個性豊かな仲間たちが次々に登場。そのテンポの良さはプレイヤーの心をつかんで離さない。
また、各お話の終わりに挿入される次回予告も「ディスガイア」シリーズのお約束。さまざまな作品をリスペクトしたトンデモ表現に、毎回クスッと笑わせてもらっている。
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