京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.18「観光ビッグデータとプラットフォーム学」
さらなる付加価値を持った観光業の未来に「観光DX」や「メタ観光」がいかに貢献するかを展望する京都大学セミナーが開催(2月7日・参加無料)
京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第18回が2月7日(火)に開催される。
【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」
「観光立国」あるいは「観光先進国」の実現へ向けて、2008年10月に発足した観光庁が中心となり、特に訪日外国人旅行者数や消費額を大幅に引き上げることを目標に観光振興が行われていた流れは、世界的なパンデミックの影響で状況が一変し、国内観光の在り方そのものから大きく見直しを求められることになった。
その後2022年6月に政府が閣議決定した骨太方針2022(経済財政運営と改革の基本方針2022)において「観光立国の復活」が掲げられ、地方創生において経済・雇用を支える役割を持つ観光業について国内需要喚起にとどまらず、デジタル実装やサステナブルツーリズムといった新たな施策や観点を取り入れながら、より高い付加価値を観光業に生むことができるような取り組みを推進していくことが謳われている。
国や地方自治体の観光政策においてよく見られるフレーズに「住んでよし、訪れてよし」とあるように、単に旅行者数を増やせば良いだけの時代は終わり、その地の住民や観光業に従事する方々にとっての生活環境維持や成長と、観光地としての魅力向上を共に満たすための取り組みが持続可能な観光のために求められている現状がある。今回のセミナーではそうした産業課題の解決について「観光DX」や「デジタルツーリズム」などの切り口から、有識者らが現状と観光の未来について議論する予定。参加無料で申込はセミナー開催当日の2月7日(火)正午まで受け付けている。
京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.18】イベント詳細
・イベント名:観光ビッグデータとプラットフォーム学 〜持続可能な観光業や地方創生にデジタルツーリズムが不可欠な理由〜
・開催:2023年2月7日(火)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから
登壇者一覧
株式会社JTB ツーリズム事業本部 エリアソリューション事業部
観光ICTグループ 地域DX推進担当
北邨昌子 氏
2002年(株)JTB入社。個人旅行営業、法人旅行営業、MICE営業(学術会議、企業イベント等)、インバウンド・プロモーション等、幅広く観光事業に携わる。2021年4月より現職。主に地域へのデジタル・マーケティング支援を担当。2020年京都大学経営管理大学院観光経営科学コースを修了。
一般社団法人メタ観光推進機構 理事/エリアLOVEWalker総編集長
玉置泰紀 氏
株式会社KADOKAWA エグゼクティブプロデューサー、元ウォーカー総編集長。株式会社角川アスキー総合研究所 戦略推進室、国際大学GLOCOM客員研究員、京都市埋蔵文化財研究所理事、大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会 会長代行など。産経新聞や福武書店などを経て、角川書店における関西ウォーカーや東海ウォーカーなど4誌の編集長を務めた。1961年生まれ、大阪府出身。
京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授
京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。
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