川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業の6社は2月10日まで、5Gを用いた遠隔監視で運行をする複数台の配送ロボットを使った食事および医薬品などの自動配送サービスを提供するプロジェクトを実施する。
人口減少にともなう労働力不足により、物流業界の人手不足が社会課題となっている中、新たな配送手段の確立による安定的な物流サービスの提供が求められている。
本プロジェクトでは、2021年度に引き続き川崎重工、ティアフォー、損保ジャパン、KDDIの4社で自動配送サービスのパッケージを提供。また提供先として、フードデリバリーのプラットフォームを提供するmenuや、品質や取扱いの管理徹底が求められる医療関係物資配送/回収をタケダと協力し実施する。
サービス内容としては配送ロボットを使ったフードデリバリーサービスと配送ロボットを使った医療関係物資の配送/回収サービスを実施。
フードデリバリーサービスでは、配達員の代わりに配送ロボットが食品の配送を行なう。配達員と共に自動配送ロボットがどう生活者に受け入れられるのか、人手が足りなくなる雨天時や夜間での配送ロボットの適応可能性などを検証するとともに、保温機能など配送ロボットならではの配送品質向上にも着眼し、配送サービスを行なうとしている。
なお、今回のサービス提供は2021年度の公道配送実証に続く取り組みにあたり、事業面・運用面・技術面の課題抽出を通じて、西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や東京都内の他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指すという。
配送ロボットを使ったフードデリバリーサービス 概要
実施時期および期間:2月10日まで
※2月8日を除く平日の実施
走行エリア:東京都新宿区西新宿周辺(総走行距離 およそ4km)
協力店舗(食事の提供):京鼎樓 新宿住友ビル店、フレッシュネスバーガー 新宿三井ビル店、AFURI 新宿住友ビル店
配送物:協力店舗の商品(食品)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。
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