ファインレッドを含め最大6色、いろいろ選べるVAIOの魅力
ホワイトやブルーなど、色へのこだわりをアピールするパソコンメーカーは多いが、ここまでのカラーバリエーションが選べるメーカーは少ないのでは? VAIOの主力モデルであるVAIO SX12/SX14に、新色「ファインレッド」を追加。これでVAIO SX14は5色、VAIO SX12は6色のカラー展開となった。
持ち歩いて使うマシンだからこそ、自分らしさを演出したい。VAIOは「ALL BLACK EDITION」や限定の「勝色」など、これまでさまざまなカラバリ展開をしてきた。これには特別色も含まれている。筆者もそういったこだわりのモデルが好きで、VAIO Zではカーボンらしさを感じさせる「SIGNATURE EDITION」(シグネチャーブラック)を購入したし、VAIO S11 | RED EDITIONも使っていた。
聞けばファインレッドは、VAIO S11|RED EDITIONともまた違う赤だという。がぜん興味を持ったので、VAIO S11の後継的なシリーズであるVAIO SX12のファインレッドモデルを借りて、手持ちのVAIO S11 | RED EDITIONと比較してみた。
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VAIOの顔となるVAIO SX14。第13世代Core搭載で高性能化。使いやすさはそのままに「Teams」や「Zoom」といったウェブ会議時にバッテリーを節約する機能や美肌カメラなどを搭載。
マット仕上げの明るい赤はVAIOならでは? きっと目立つ
箱を開いて納得。なるほどこういうこと。天板は「ファイン」というだけあり、ちょっと明るめの赤で、深みのある輝きを引き出すために、赤くコーティングされたアルミ粒子を含むマットな塗装を施している。ロゴとオーナメントはともにシルバーで、ここもVAIO S11のRED EDITIONとは違う部分だ。
キーボード面は、アルミ製のパームレスト部分が赤く染められており、タッチパッド部分やボタンも赤に統一されている。キートップはブラックのみだが、赤と黒のコントラストが非常に美しい。加えて、ディスプレーの壁紙設定も赤を基調としたカーボン柄になっていて、統一感が素晴らしい。
VAIO S11 | RED EDITIONは、2018年に発売された期間限定の特別色だった。ファインレッドは、VAIO直営ストア限定ではあるが、ほかの色と同様、追加料金なしで選べる。子どもたちが使っている、VAIO S11|RED EDITIONのCPUは第8世代のCore i7-8550Uなので、4世代も前なのか……と、ちょっと感慨深い気持ちになった。当時の標準モデルはブラック、シルバー、ホワイト、ブラウンの4色展開だった。
インターフェースの違いも印象を変える要素
見比べてみると天板の赤色は、VAIO S11|RED EDITIONのほうが深みがある。ロゴやオーナメントがシルバーではなくブラックになっている点も引き締まって見える理由だろう。自分で買ったマシンということで、どうしてひいき目に見てしまうが、実は光沢にすると指紋の跡が目立つというデメリットもある。マット仕上げのファインレッドでは、そこまで気にならないので、モバイルノートPCとしては適しているのではとも思う。
キーボード面は、違いがほとんど見られなかった。染色技術を踏襲しているのかもしれない。ただVAIO SX12とVAIO S11とでは、キーボードのサイズが違うので、使い勝手としては断然VAIO SX12に軍配が上がる。
こうして比較してみると、インターフェースからVGA端子がなくなってUSB Type-C端子になり、電源もUSB Type-C経由ということで今の時代では扱いやすくなっている。SX12ではチルトヒンジも180度に開いて平らにできるし、キーボード面の角度もよりキツくなり、タイピングしやすくなっている。こうして見比べてみると、全体的なファルムの変化は少ないものの、確実に進化していることがわかる。
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