KDDIエボルバは1月30日、日本航空のウェブサイトに導入したAIチャットボット「AIChat」が回答範囲カバー率92%に達したことを発表した。
同社は国内を含む世界26地域のウェブサイト(英語)47ページに英語版「チャット自動応答サービス」を2022年9月末に一斉リリース。稼働から2ヵ月(2022年11月末時点)で同サービスの回答カバー範囲は92%に達したという。英語版チャット自動応答サービスは、コロナ禍の影響を受けた入国規制や渡航制限の緩和に伴う問い合わせの増加を見込んで、電話受付時間外や混雑時にJALを利用する世界の利用者に対して24時間いつでも利用できる自己解決コンテンツとして提供している。
JALに導入したAIChatはKDDIエボルバで初の提供となり、英語圏のネイティブな言葉や表現の揺れ、複数の解釈が成り立つ言葉での問い合わせでも利用者の意図を理解するために、複数の選択肢を示し、複数回のやり取りを経て最適な回答を提示する構造で構築。また、翻訳ソフトではなくバイリンガルスタッフにて、よりネイティブなAI教師データと辞書を構築した上で作成した英語版シナリオで設計を行なっているという。
英語版のチャット自動応答サービスは、2020年にKDDIエボルバより導入・リリースした日本語版の同サービスで培った知見やノウハウ、パートナーシップを活かして構築し、英語版のひとつの共通botを設計・構築した上で、世界26地域のJALのウェブサイトに展開する設計をしたことにより、納期スピードとコストパフォーマンスを高めて提供できたという。
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