セイコーソリューションズは1月25日、自動車保険を取り扱う損害保険会社、共済向けのドライブレコーダー解析ソリューション「事故状況推定システム」に、AIで推定した事故の相手車速度を算出する機能を新たに追加し、1月より提供を開始したことを発表した。
同社は、市販のドライブレコーダーから事故形態と基本過失割合の判定を行なうサービスを事故状況推定システムとして2021年5月より提供しており、段階的に機能の拡充に取り組んでいる。なかでも「相手車速度の算出」については、自動車事故の過失判断において重要な要素である一方で、映像から人の目で速度を推定することは容易ではなく、ドライブレコーダー画像に映る物体から1つ1つ手計算で導き出しており、時間とスキルを要するという。
今回、機種を問わず幅広いドライブレコーダーに対し、相手車速度を算出する機能を事故状況推定システムに実装。ドライブレコーダーの映像と走行データを、AI画像処理技術を用いて解析し、簡単に5分程度で相手車速度の算出が可能だという。
また、算出された結果は、同時にシステムで判定される事故形態や過失割合、走行軌跡図などと一緒に整理された帳票として自動で作成し、事故状況の説明資料として活用できる。
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