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電動キックボード7月から免許不要へ パブリックコメント募集開始

2023年01月20日 15時00分更新

 改正道路交通法が7月1日に施行されることを受け、警察庁は1月20日、道路交通法施行令の一部を改正する政令等についてパブリックコメントの募集を始めた。

 期間は2月18日23:59まで。

 政令案では原動機付き自転車を新たに「一般原動機付自転車」「特定小型原動機付自転車」の2種類にわけ、最高速度等を基準に分類するとしている。

 電動キックボードについては、現行法で原動機付自転車(最高時速30kmまたは時速60km)に分類されている機種は、改正法では一般原動機付き自転車となる。

 こちらは現行法でも改正法でも、運用に極端な変更はない。

 一方、現行法で小型特殊自動車(最高時速15km)に分類されている機種は、新たに設定する特定小型原動機付自転車となり、最高速度など多くの項目が変更される。

 主な変更点は以下の通り。

  • 運転免許なしで運転可能に(ただし16歳未満は運転不可)
  • 歩道での走行が可能に(最高速度は時速6kmに制限)
  • 歩道以外の最高速度が向上(現行 時速15km→改正後 時速20km)
  • 右折時の2段階右折化(現行では小回り右折)
  • バックミラーの装着が不要に
  • 最高速度表示灯/尾灯/制動灯の装着が必要に
  • ヘルメットの装着が努力義務に(現行では任意)

 最高速度表示灯の装着など車両の改修が必要な部分もあるため、既存の電動キックボードユーザーにも影響は大きい。

 なお、本稿執筆時点では上記はあくまで案の段階であり、パブリックコメントの結果を受けて内容が再度変更される可能性もある点は注意が必要だ。

 パブリックコメントの受付は、 e-Gov パブリックコメント意見提出フォーム ・Eメール・郵送にて行なっている。

 
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