プライム・ストラテジーは1月19日、同社が開発・提供する超高速CMS実行マシン「KUSANAGI」が「Drupal 9」と「Drupal 10」に対応したと発表した。
DrupalはオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)。全サイトの1.2%、CMSを利用しているサイトの1.8%のシェアを占めるなど、大規模なウェブサイトを中心に利用されており、プライム・ストラテジーでもKUSANAGI 9をDrupalに対応することにしたという。
現時点ではKUSANAGI 9は2022年12月に提供が開始されたDrupal 10とDrupal 9の最新2バージョンのプロビジョンに対応。データベースはCentOS Stream8対応版/AlmaLinux OS 8対応版ではMariaDBとPostgreSQL、CentOS Stream9対応版/AlmaLinux OS 9対応版ではMariaDBを選択可能。複数バージョンへの対応により、Drupal 9からDrupal 10へのアップデートの検証や、2023年11月にEOLを迎えるDrupal 7からの移行環境としても活用できるという。
同社では今後、CMS統合基盤としての機能拡充や複数CMSへの対応を進め、5月までにいくつかの機能追加を予定しているという。また、KUSANAGI 8の利用者の多い基盤OSであるCentOS 7が2024年6月30日にはEOLを迎えることから、KUSANAGI 9での新しいOS対応を進めるとともに最新環境への移行をサポートする機能の拡充も図るという。
また、KUSANAGIの無償版の海外での利用を推進するとともに、企業ユースを前提とした「Business Edition」やWEXAL Page Speed Technologyを搭載した「Premium Edition」の海外での利用が拡大するよう、機能やサポート等を充実させる方針としている。
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