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「Xiaomi 12T Pro」は“神ジューデン” だけでなく2億画素カメラも実用的

2023年01月21日 12時00分更新

Snapdragon 8+ Gen 1がヌルサクの操作感を実現

 プロセッサーにSnapdragon 8+ Gen 1を採用していることも大きな利点。4nmプロセスで作られた、最大3.2GHzのオクタコアで、現行機種向けとしては最高峰に位置づけられるものです。実際、いわゆる“ヌルサク”の操作感で、どんなアプリも軽快に操作できました。

「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。現行機種でトップクラスのスコアをマークした

 2億画素のカメラを搭載しているので、撮影モードの切り替えや撮影した画像の保存などに時間を要するのではと心配していたのですが、要らぬ心配だったようで、カシャカシャと続けてシャッターを切ることができ、本体が熱くなることもありませんでした。

 ディスプレーのリフレッシュレートは最大120Hzで、タッチサンプリングレートは最大480Hz。タッチレスポンスにズレやもたつきを感じることもないので、ゲームにも適しているでしょう。

リフレッシュレートはコンテンツによって自動で切り替わるが、60Hzの120Hzのどちらかに固定することも可能

ちょっぴり気になることは3つだけ

 5GはSub 6に対応しますが、ミリ波には非対応。nanoSIMは1枚しか挿せませんが、eSIMを追加して、2回線を併用することもできます。ソフトバンク版はもちろん、オープンマーケット版もFeliCaを搭載し、おサイフケータイを利用できます。

eSIMにも対応している

おサイフケータイにも対応

 これといった欠点はなく、むしろ多くの人が重視する電池持ちや充電速度、カメラ性能などが強化され、おサイフケータイも使える“万人受けハイエンド”という印象もあります。強いて弱点を挙げるとすれば、下記の3点でしょう。

・microSDに非対応
・ワイヤレス充電に非対応
・防水・防塵の等級が低い

 microSDカードは装着できないので、写真や動画をたくさん保存する人は、ストレージが256GBのソフトバンク版を選ぶべきでしょう。ワイヤレス充電の便利さに慣れている人は、それに対応していないことを残念に思うでしょうが、実際に有線での120Wの急速充電を体験すると、ワイヤレス充電は必要ないと思うはずです。防水がIPX3で、防塵がIP5Xなので「雨に濡れたり、多少ホコリっぽい場所で使ったりするのは平気」というレベル。日本ではIP68(防水はIPX8で、防塵がIP6X)の性能を備えた機種が多いので、IP53では不安を感じるかもしれませんが、水回りで使うことが多い人を除けば、心配は要らないでしょう。

 ソフトバンク版が14万3280円、オープンマーケット版が10万9800円という価格は、これまでのシャオミのスマホに比べると割高に感じますが、ハイエンドモデルとしては他メーカーよりも安く設定されています。コスパもスペックも重視したい欲張り派にオススメします。

シャオミ「Xiaomi 12T Pro」の主なスペック
ディスプレー 6.67型有機EL(20:9)120Hz対応
画面解像度 1220×2712
サイズ 76×163×8.8mm
重量 約205g
CPU Snapdragon 8+ Gen 1
3.2GHz+2.75GHz+2GHz(8コア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128/256GB
外部ストレージ
OS MIUI 13(Android 12)
対応バンド 5G NR:n1/3/28/41/77/78
LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17
/18/19/20/28
/38/39/40/41/42
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 2億画素+800万画素(超広角)
+200万画素(マクロ)
イン:2000万画素
バッテリー容量 5000mAh(120W急速充電対応)
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 △/○(IP53)
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
SIMスロット nanoSIM+eSIM
カラバリ ブルー、ブラック
価格(SIMフリー版) 10万9800円

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