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「Xiaomi 12T Pro」は“神ジューデン” だけでなく2億画素カメラも実用的

2023年01月21日 12時00分更新

2億画素カメラは
画素数モードを3段階に切り替えられる

 筆者が最も気になっていたのはカメラ。Xiaomi 12T Proには2億画素(200メガピクセル)の広角カメラをメインとするトリプルレンズカメラが搭載されています。日本で発売されるスマホに2億画素のカメラが搭載されるのは本機が初めてのはずです。

リアカメラは3眼で、右の大きなレンズが広角(2億画素/F1.69)、中央が超広角(800万画素/F2.2)で、左がマクロ(200万画素/F2.4)という構成

 なお、2億画素の広角カメラは、初期設定では16の画素を結合させて1つの画素として使い、多くの光を取り込む仕組みです。暗い場所でも明るく撮影でき、素早くピントを合わせられることも利点です。いろいろな被写体を撮ってみたところ、明るく鮮やかな色で写りました。AIによる被写体・シーン認識に対応していますが、それによって鮮やかさが強まる傾向が感じられました。

超広角(0.6×)で撮影

広角(1×)で撮影

2倍ズーム(2×)で撮影。デジタルズームは最大10倍で撮影できる

料理写真は得意な印象

花を認識すると、被写界深度が浅く設定されて、背景がぼける

ポートレートモードは犬も認識する

夜景もきらびやかに写る

 2億画素の広角カメラは4つの画素を1つの画素として使う「5000万画素超HDモード」、すべての画素を独立した状態で使う「2億画素超HDモード」でも撮影可能。記録画素数が増えるほど、大きく引き延ばしてプリントでき、拡大しても鮮明な画質が得られます。反面、ファイルサイズが大きく、扱いにくくなるのが難点です。

 ちなみに、筆者が通常モードで撮った画像が約7.5MBだったところ、5000万画素モードでは24.2MB、2億画素モードでは73.7MBになりました。普段は通常モードで撮影して、高画素モードは写真の一部を切り出すなど、光学ズームの代わりに使うのが得策でしょう。

撮影モードを「ウルトラHD」にすると5000万画素で撮影できるモードになり、「200MP」をタップすると、2億画素で撮影できるモードになる

2億画素モードで撮影した画像。元画像サイズは16384×12288ドットで70MBにもなるが、この写真は1920×1440ドットにリサイズ

上の画像の一部(4000×3000ドット)を切り出した画像。望遠カメラは搭載されていないが、遠くのものを鮮明に撮影できる

 動画は8K(24fps)や4K(60fps)でも撮影可能。特殊な効果を楽しめる「ムービー効果」や、フロントカメラと同時に撮影できる「デュアルビデオ」なども備えています。

エフェクトを付けた動画撮影も楽しめる

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