カメラ性能は低いがバッテリーは大容量
カメラを確認すると、背面カメラはタブレットということもあってこちらもやはり性能は高いわけではなく、800万画素/F値2.0(Exif値より)の1眼構成。「ショートビデオ」や「夜景」などの撮影機能を備えてはいるが、性能はあまり高いとは言えず、おまけ程度に捉えておいたほうが良い。
一方のフロントカメラは、800万画素/F値2.3(Exif値より)とこのクラスのタブレットとしては性能が高め。それに加えて画角が105度とかなり広く、狭い場所でも自身の姿を広く映し出せることから複数人が参加してのビデオチャットなどに役立ちそうだ。
それと比べると充実しているのがバッテリーで、容量は8000mAhとOPPO Pad Air(7100mAh)より大容量。18Wながら急速充電にも対応している点は安心感があるだろう。
生体認証は指紋センサーを備えていないことから、フロントカメラによる顔認証のみとシンプル。他にもう1つ、便利だと感じたのが「読書モード」の存在で、ブルーライトを抑えたり、背景を紙風のテクスチャにしたりするなどして、電子書籍などを利用する際に目を疲れにくくしてくれることから安心感がある。
【まとめ】メモリー4GBモデルを選んだ方が満足感は高い
まとめると、Redmi Padは低価格ながら質感の高いボディと、コンテンツを楽しみやすく操作もスムーズにできる大画面、Dolby Atmos対応で迫力のサウンドが楽しめるスピーカーと、タブレットの主な用途である映像や電子書籍などのコンテンツを楽しむのに満足できる機能を備えていることは確かだろう。
ただベースの性能の低さは否めず、Xiaomi Pad 5とはまったく違った使い方が必要なデバイスであることも確かだ。とりわけメモリーが3GBのモデルは、身の丈に合った使い方をしないと不満を抱きやすいことから、満足度を高めたいならばメモリーが4GBのモデルを選ぶことをオススメしたい。
ただメモリーが4GBのモデルは4万4800円と、ストレージは64GBと小さいがメモリーは4GBのOPPO Pad Air(3万7800円)と比べ割高な印象が出てしまう。もちろん両デバイスにはほかにも違いはいくつかあるのだが、極端な差があるというわけでもないだけに選択が悩ましいかもしれない。
シャオミ「Redmi Pad」の主なスペック | |
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ディスプレー | 10.61型 |
画面解像度 | 2000×1200 |
サイズ | 約250.38×157.98×7.05mm |
重量 | 445g |
CPU | MediaTek Helio G99 |
内蔵メモリー | 3/4GB |
内蔵ストレージ | 64/128GB |
OS | MIUI 13 for Pad(Android 12) |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | リア:800万画素/イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh (18W急速充電) |
スピーカー | クアッド (Dolby Atmos対応) |
カラバリ | グラファイトグレー、ムーンシルバー ミントグリーン |
価格 | 3万9800円(64GB) 4万4000円前後(128GB) |
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