「買い物リスト」やPrime Musicも快適
音声入力の買い物も極めてスムーズ
フォトフレーム以外に何に活用するか考えてみたが、ひとまずは15.6インチの大きな画面の一覧性を利用して、デフォルト設定のフォトフレーム、やることリスト、買い物リスト、お天気情報、今日の予定あたりで十分な感じだ。加えて最近サポートされたFire TV機能でPrime VideoやYouTubeが観られれば十分だ。しかし、この場所で立って映画を一本見るなんてのは想定外だ。せいぜい予告編やプリビューをして、お気に入りに登録するくらいだろう。
立って観るPrime Videoと異なり、Prime Musicはなかなかありがたい。リビングに設置した大きなB&OのCDオーディオも出番が極端に減り、ちょうどBGMに適したサイズのプレイバック装置が我が家にはなかった。有料のAmazon Music Unlimitedに入会しない限りシャッフルモードだけになってしまって、プライムユーザーには評判が悪いようだが、筆者にはシャッフルで十分だ。
ステレオスピーカーの吹き出し口が本体の短辺にあるため、横位置使用なら左右にスピーカーが配置される形となり、壁面との反射と音の流れで、なかなかグッドな雰囲気でリビング中に音が広がる感じだ。スペースが許すなら、横置きを推奨したい。もちろん理想的な配置は、その日の気分や目的、コンテンツによって縦横を自由に選べることに変わりはない。
echo show 15は、音声で操作する以外に大きな画面サイズを使って指先のフリック操作も自由にできる。各種設定やアプリメニューの選択メニューは、上辺からのダウンフリック。やることリストなどのウィジェットメニューの引き出しは、右辺から中央へのフリックで表示が可能だ。
音声発話でお買い物もしてみたが、対象商品がecho show 15の大画面にビジュアルでも表示され、音声と指先タッチの両方で操作が可能なので、ケースによって好きな方を使ってecho show 15とコミュニケーションが取れるので、極めてスムースだ。
ウィジェットメニューは、通常では「本日の予定」と「やることリスト」「買い物リスト」「お天気」が常時表示されるようにセットしているが、もう一段左側にフリックで引き出すとPrime Videoの最近の視聴やミュージックの再生履歴、クックパッドなどが表示されるように、ウィジェットメニューで選択している。
本体の大小を問わずecho showの定番アプリと言えば、予定・買い物リスト・やることリストがその御三家だ。いずれも身近にあるスクリーン付きのechoデバイスやスマホ、スマートウオッチなどの入出力装置を使って、クラウドで保管管理してるデータをいつでもどこでも活用・更新できる。
買い物リストは、スマホでも筆者も愛用しているAlexa対応のwena 3(スマートウォッチ)でも、echo show 15本体でも、買い物するアイテムの追加や消込が可能で便利に使えている。Alexa対OK Googleの設置比が9対1の我が家では、グーグルのWear OSに対応するスマートウォッチではなく、Alexa対応のAmazon スマートウォッチがやけに欲しくなってきた。
echo show 15もほかのスクリーンとカメラ付きのechoデバイスと同様、内蔵カメラの捉えている映像を離れたところのスマホから見ることができたり、音声発話で他社製のP2Pカメラの見ている映像をecho showa 15上に小さなウィンドウ表示したり、楽しいこともいろいろできるが、一般的には日常便利な常用アプリには距離がありそうだ。
今回、先住デバイスが使っていたリビングのコンセント1個をecho show 15用に明け渡したために、玉突きが始まり廊下の夜間照明兼、「Alexa おはよう!」の発話で今日の予定とお天気を読み上げてくれていたEcho Flexを撤去した。そして、その任をリビングのecho show 15に肩代わりしてもらうことになった。すぐにスマホ上のAlexaアプリの「定型アクション」の対象をecho show 15に切り替えた。こういうことが簡単にできるところは、なかなか便利だ。
購入してから8ヵ月も経って、本来の使い方になってきたecho show 15だが、今のところ「予定」「買い物リスト」「やることリスト」「あさイチのニュース」と「お天気の読み上げ」「Prime Video」や「YouTubeのプリビュー」そしてド定番の「フォトフレーム」だけでも十分に役立っている。そのほかの技術的遊びは、ボチボチとやっていこうと考えている。
今回の衝動買い
・アイテム:アマゾン「echo show 15」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:2万9980円
・アイテム:若林製作所「壁美人 Echo Show 15用(WSKB-ES15)」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:3480円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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