<スマート東京先行実施エリア>大丸有でエリア情報マップアプリ始動!地下マップや防災情報を追加し、安心かつ便利な移動をサポート!
※新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
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東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部です。(旧 次世代通信推進課note)。デジタルサービス局は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政のQOSを飛躍的に向上させるため、新たに設置した組織です。その中で、ネットワーク推進課は、東京の成長戦略やICT利活用の更なる推進のため、2019年(平成31年)4月に新たに設置された組織です。その中で、次世代通信推進課は、TOKYO Data Highwayの構築を推進し、いつでも、誰でも、どこでも「つながる東京」の実現に向け、取り組んでいます。
都民の皆様がどこにいてもサクサクつながる環境を構築するため、全国初となる5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの試行設置や通信事業者が5Gアンテナ基地局を設置しやすいように、行政財産を開放するなど様々な取組みを展開しています。こうした日々の取組みを都民の皆様に情報発信していきます。
■前回の紹介記事はこちら
「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」を設立します!
※過去の連載記事はこちら:東京都 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部ネットワーク推進室(旧 次世代通信推進課note)連動企画
皆さんこんにちは!東京都では、デジタルを通じて都民の皆様の生活の質向上を目指す「スマート東京」の実現に取り組んでいます。その取組の一環として、5Gや先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装を重点的に推進する「スマート東京先行実施エリア」として、いわゆるスマートシティの取組を行う先行的なエリアを設定しています。
今日は、「スマート東京先行実施エリア」(都心部)の一つである「大丸有エリア」のエリア情報マップアプリ機能拡充の取組を紹介します。
「大丸有」とは
大丸有は、大手町・丸の内・有楽町の各頭文字をとって「大丸有」と名付けられています。東京駅と皇居の間に位置するこれらエリアは交通の拠点で、多くの企業が集積するビジネスの中心地です。
「大丸有」のまちづくり
昨今の国際的な都市間競争の中で、日本が世界経済の中心の一つとして今後とも発展を続けていくための整備強化という視点から、大手町・丸の内・有楽町の立地条件等を十分に活用しつつ千代田区の街づくり方針に沿った積極的なまちづくりの取り組みが進められています。
そこで、地権者が自ら具体的な街づくりを考えるため、東京都(区部)都市再開発方針、千代田区の街づくり方針に則り1988年、「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」が設立されました。その後、更なるまちづくりの推進に向け「一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会」へと組織変更し、活動が続けられています。
現在は大丸有まちづくり協議会を中心に、関連する団体や行政など、多くの組織が連携した体制でまちづくりが推進されています。
「大丸有エリア」近年の取組~エリア情報マップアプリの構築~
近年大丸有エリアでは、特に都市OS※をベースとした、データやデジタルデバイスを通じた「データ利活用型」のエリアマネジメントへのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。今回はこの取組のうち、エリア情報マップアプリ「Oh MY Map!」について紹介します。
※都市OSとは都市やエリアに関する様々なデータを集積し流通させる土台のようなもので、サービス・都市間(地域間)・分野間のデータのシームレスな連携を効率化でき、質の高いスマートシティサービスを創出することが可能になります。
●エリア情報マップアプリ
大丸有エリアでは区域の発展的課題を解決するためには移動・モビリティの質向上が重要であると捉え、リアルタイム回遊マップアプリとして「Oh MY Map!」移動回遊verを構築し、2021年に公開しました。
https://ohmymap-info.tokyo-omy-w.jp/
マップへの地下部分やバリアフリー、防災情報等を案内する機能拡充に伴い、「Oh MY Map!」スムーズ地下・防災verが加わり、エリア情報マップアプリとして再構成されました。
●これまでの機能~回遊性の向上~(「Oh MY Map!」移動回遊ver)
「Oh MY Map!」では、大丸有スマートシティの取り組みで構築を進めた大丸有版都市OSとMaaSデータ統合基盤を連携・統合することで、エリアの施設情報やイベント情報と東京メトロや丸の内シャトル、2022年初頭に実証走行した自動運転バスをはじめとする交通の運行情報、電動キックボードのポート情報やバイクシェアのシェアサイクルステーション情報を1つのアプリのMap上で閲覧が可能となりました。
これらの情報により、利用者はエリア内を快適に移動することが可能となり、エリア内の回遊性向上や都市活動・滞在を促進します。
●最新のアップデート機能~バリアフリー・地下、防災~(「Oh MY Map!」スムーズ地下・防災ver)
※9月1日アップデート時点での機能となります。
・バリアフリー・地下
エリア全体につき地下のマップが公開されたことで、ストレスなく移動するための情報が追加され、雨の日でも濡れないルートなどをマップにて確認できるなど、エリア内の移動利便性が向上されました。
また、ベビーカーや車椅子等、段差や傾斜に注意が必要な方でも移動しやすいよう支援するため、エレベーターの所在場所の表示や、写真で段差がある場所等の情報を確認できるようになりました。
さらに、センサーを設置し、地下1階にある5箇所の「身障者用トイレの満空情報」をリアルタイムで提供しているので、障害をお持ちの方でも安心してエリア内を移動することができます。
・防災
アプリ内で防災関連リンク集や交通情報、東京駅前のライブカメラ等を発信しているため、防災関連情報の収集が容易になりました。また、災害時退避場所などの情報を表示する機能も備わっているため、エリア内を訪問中に災害が起きても、安心して行動することができます。
●関連の取組
アプリ提供のようなデータやデジタルデバイスを通じて都市の価値を高める“都市のアップデート”の取り組みのみでなく、リアルな都市空間でSmart & Walkableを実現する“都市のリ・デザイン”に関連する取り組み(実証実験等)も実施しております。HP上でアーカイブ化・記録映像として掲載されていますのでこちらもぜひご覧ください。
https://www.tokyo-omy-council.jp/topics/smartcity/2038/
終わりに
今回は、エリア情報マップアプリに焦点を当て、大丸有エリアのスマートシティ実現に向けた取組を紹介しました。
今後も、このような素晴らしいエリアの取組を踏まえて、都内で広く都民の皆様の生活をより便利に、より豊かにするため、官民連携のもと、先端技術等を活用した多様なサービスの実装に向け取り組んでいきます。
【参考】スマート東京先行実施エリアHP:
https://www.leadingarea-smarttokyo.jp/
◆この記事は、下記より転載しています
https://note.com/smart_tokyo
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