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⽇本の世相を反映し象徴する⾷は?

2022年「今年の⼀⽫」は「冷凍グルメ」 ほか「ガチ中華」「乳酸菌飲料」などがピックアップ

2022年12月13日 17時00分更新

 ぐるなび総研は12月6日、今年の⽇本の世相を反映し象徴する⾷として2022年「今年の⼀⽫」を「冷凍グルメ」としたと発表した。

  今年の⼀⽫は、優れた⽇本の⾷⽂化を⼈々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年に開始。今回で9回⽬となる。ぐるなびが保有する店舗データやぐるなび会員のデータ、閲覧履歴や⾏動履歴などのビッグデータから検索数や上昇率などの⼀定条件を満たした40ワードを抽出し、選択肢としてぐるなび会員を対象にアンケートを実施して30ワードを抽出。さらにメディア関係者による審査の得票数を加味し、4つのノミネートワードを選定した結果、4つのノミネートワードを選定。「その年に流⾏または話題になったこと」「その年の社会の動きと関係が深く世相を反映していること」「⾷⽂化の記録として後世に受け継ぐ価値があること」の3つの条件を満たしていることを確認して決定した。

 冷凍グルメが選定された理由は以下のとおり。

・コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速し、レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生した。
・飲食店でオリジナルの冷凍商品の開発が進んだことでバリエーションが豊富になり、店頭や自動販売機など購入方法も多様化し消費者から支持を得た。
・保存性やフードロス削減の観点でも社会変化に対する柔軟性が高く、今後の日本の食文化においてより一層不可欠な存在になると考えられる。

 このほか、特別賞やノミネートは以下。 

特別賞 「乳酸菌飲料」
近年のストレス社会で「睡眠の質改善」「ストレス緩和」といったキーワードが注目され、さまざまな企業が効果を謳った商品を提供。SNS上で話題になり、商品が入手困難になるなど社会現象が起きた

ノミネート 「ガチ中華」
在日中国人向けに本場の中国料理を提供する飲食店が、現地の味や雰囲気を求める日本人のニーズとも合致し話題に

ノミネート 「プラントベースフード」
食の多様性が求められるようになり商品のバリエーションが増え、飲食店でも提供されるようになった。サステナブルな食品として注目を浴び、更なる発展が期待

12月6日に記者発表会がは開催された。左から、ぐるなび総研 代表取締役社長 滝久雄氏、美術・建築・デザインの境界領域で活躍する野老朝雄氏、日本冷凍食品協会 広報部長 消費生活コンサルタント 三浦佳子氏、「Restaurant Sola」オーナーシェフ 吉武広樹氏、農林水産省 大臣官房 総括審議官 高橋孝雄氏



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