メインの回線を楽天モバイルへMNP
楽天モバイルの加入方法はいくつかあるが、ネットでの申込みが事務手数料も無料で便利。今回はeSIM+eKYCによる申込みなので、即日乗り換えが完了するつもりだった。しかし、申込時につい欲を出して特価のスマートフォンを購入したため、配送まで時間がかかってしまった。
楽天モバイルでは、以前は配送で申込みすると運送会社の配送状況をチェックしているようで「配達完了」にならないと、手続きが完了しなかった。しかし、今回は改善されたのか、楽天側のステータスが「配達中」でも手続きを進めたところ、すぐに楽天モバイルのeSIMが有効になった。
ちなみに、購入した機種はOPPO「A55s 5G」。数少ない物理SIM2枚対応の5G機種で、人気のOPPO Reno 7Aなどよりは、安価なモデルとなる。メモリー容量やプロセッサは1段階下になるが、さまざまなSIMや5Gに対応する機種として有効活用できそうな1台だ。
ただし、最近は楽天モバイルに加入した際の端末販売価格はあまり安くなっていない。よりオトクにスマートフォンを購入したいのなら、IIJmioやOCN モバイル ONEのように特価販売で知られたところもう1回線を契約、その上で楽天モバイル“も”加入すれば、デュアルSIMと複数の回線契約が一緒に手に入る。
回線開通、速度や使い勝手は特に問題無いが
基地局との関係で速度は大きく変化するか
時間帯別の速度については、別契約ながら最近測定(「最近の各社のSIMの速度はどうなっているのか?」)しているの参考にしてほしい。興味深いのはエリア整備が現在進行系なため、基地局との位置関係で速度が変わりやすいことかもしれない。
ちなみに自宅は楽天モバイルの基地局から直線距離で400mほどのようで、途中に大きなビルなどはない住宅地だが、それも電子機機器がたくさんある部屋の奥ともあって、上りも下りもあまり速度が出ない。特に上りが10Mbps以下になってしまう。
(Mbps) | 下り | 上り |
---|---|---|
室内 | 58.50 | 8.52 |
基地局直近 | 97.10 | 44.10 |
そこで、基地局の近くに移動した。基地局の直下でもいいが、アンテナは水平方向に指向性を持たせているため、20~30mほど離れ、基地局アンテナが見通せる場所で測定したところ数値を見ると、下りは100Mbpsを超えることもあるほどに上昇。上りも40Mbps前後は出る。室内での測定時からは5分程度しか時間差はないので、回線混雑の影響は基本ないはずだ。
3大キャリアのネットワークではあまりこのような変化はないため、これは楽天モバイルの基地局整備の特徴と思われる。基地局アンテナ位置は他社よりも低く、電波の進む角度も違ってくる。話題のプラチナバンドによる差もあるかもしれないが、今後の楽天モバイルの基地局整備次第ということになってくる。
しばらくは楽天モバイルのいいところを活用したい
メイン回線を楽天モバイルにしてしまった自分だが、今のところ困った点はなく、むしろ、通話定額の安心感を満喫している状況だ。当面、楽天モバイルの電波が届きにくい場所への引っ越しの予定もないため、問題になることもなさそうだ。
現在、通話アプリのRakuten Linkの規約変更についても話題になっており、この先もずっとこのままというわけではないかもしれないが、しばらくは楽天モバイルをメインで使ってみて、なにか変化があれば情報をお届けしたい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります