スマホでお気楽配信もいいけど
綺麗な画質のほうがファンは喜ぶ
アイドルグループ「純情のアフィリア」メンバーで、ほぼ毎日動画配信をしているゆみちぃこと寺坂ユミさん。SNSでの写真投稿も重要ですが、やはりファンとしては「動いている姿」が見られ、またコメントなどでリアルタイムでのやりとりができる動画配信は、コロナ禍で直接のふれあいが難しい現在では、ファンとのコミュニケーションのため重要です。
そんな寺坂さんが、最近気になっているのが配信時の画質。現在はスマートフォンを使って配信をしているとのこと。
スマートフォンのカメラでも十分な画質で動画配信はできますが、「せっかくならもっと高画質の配信をファンに届けたい!」とのこと。そこでASCII.jp編集部として寺坂さんにオススメしたいのがAVerMediaの「Live Streamer CAP 4K - BU113」(以下、BU113)です。
4K撮影できるカメラを使って配信できる
AVerMediaの「Live Streamer CAP 4K - BU113」
BU113は、本体にHDMI端子を装備しており、ビデオカメラやレンズ交換式のカメラにあるHDMI端子と接続することで、その映像をPCに取り込めるビデオキャプチャーデバイスです。接続するカメラの性能にもよりますが、レンズ交換式カメラのセンサーはスマートフォンに搭載されているものよりも大型のため、そのぶん高品質な映像が取り込めるわけです。
しかも、最大入力解像度は3840×2160ドット/60fps。つまり4K画質が取り込めるので、そのまま4K画質で60fpsでの生配信も可能です。最近の生配信ではスマートフォンだけではなく、大型のディスプレーを搭載したPCやテレビで観る人も多いので、やはり高解像度での配信は重要なポイントと言えます。それにやっぱり、アイドルならファンに綺麗な姿を届けたいところでしょう。
ちなみにビデオキャプチャーデバイスは、ビデオ会議の普及もあって多くの製品が市場に出ていますが、一般のユーザーが使う製品としては、大きく「ゲームキャプチャー」と「カメラキャプチャー」の2つに分けられます。ゲームキャプチャーは、ゲーム機の映像を取り込むことをメインに設計されているので、ゲームをプレイするための映像を出力するための「パススルー機能」が搭載されており、同社からもゲームキャプチャーユニット「LIVE GAMER EXTREAM 3」が発売されています。
今回紹介するBU113はゲームではなく「カメラキャプチャー」として特化した製品。そのためパススルー機能は搭載していませんが、そのぶんコンパクト。BU113本体は約45.4(W)×94.2(D)×16(H)mmと手のひらサイズで、重さも約44.5gしかありません。さらにゲームキャプチャーよりも低価格のため導入しやすいのもポイントです。
カメラキャプチャー特化といっても、ゲーム機からの入力がキャプチャーできないわけではなく、パススルー機能のかわりにHDMIの分配器などを使えば問題なし。いろいろと応用して使える製品となっています。
導入する際の注意点としては、使用するPCのスペック。エンコード方式はソフトウェアなので、低遅延で高画質な動画の取り込みにはPC側のスペックが重要になってきます。動作環境の要件はWindowsの場合、デスクトップはプロセッサーがIntel Core i5-6XXX以上で、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX 1060以上、メモリーは8GB。ノートPCの場合は、プロセッサーがIntel Core i7-7700HQ以上で、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti以上、メモリーは同じく8GB以上となっています。
Macの場合は、OSのバージョンがmacOS 10.14以上であること。デスクトップではプロセッサーがIntel Core i7以上、グラフィックはAMD Radeon Pro 555(2GB VRAM)以上、メモリーは16GB以上が推奨されます。ノートPC(MacBook Pro)でもプロセッサーがIntel Core i7、メモリー16GB以上、グラフィックがAMD Radeon Pro 555(2GB GDDR5メモリー)以上が推奨されており、同社での動作検証済みはiMac(Retina 4K、21.5インチ、2017)、MacBook Pro(15インチ、2017)の2機種となっています。
また、BU113に対応する4K出力可能なカメラはソニーの「ZV-1」や「ZV-E10」、「α7 IV」、富士フイルムの「X-T30 II」や「X-T4」、ニコンの「Z7 MK2」、「Z6 MK2」などが動作確認済み。詳細なリストは公式サイトをチェックして、自分が持っているカメラやスマホを購入前に確認しましょう。
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