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AMD Ryzen 9&Radeon RX 6600M搭載など、MINISFORUMがdGPU搭載小型PCも含めた最新ラインアップを発表

2022年11月25日 09時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

高性能なモバイルCPUは搭載するものの、より小型な最新PCも発売予定

 前述した製品群は、MINISFORUMとしてはラインアップの拡充において追加されたゲーミングモデルになるが、これまで同社製品で人気を博したdGPUを備えず、高性能なモバイルCPUを備えた小型でコスパの高いミドルレンジのPCは今後も継続して新製品を展開するという。

 VENUS SERIES「UM690」は、今まで販売してきたUMシリーズの最新モデル。筐体は従来シリーズを踏襲した、0.8リットルと非常にコンパクトなPC。それでいながら、CPUがHX99Gと同じAMD「Ryzen 9 9600HX」(8コア/16スレッド、4.9GHz)で、メモリーが32GB、ストレージが512GB。

手の平サイズと非常にコンパクトながら、高性能なモバイルCPUを搭載。前面にはUSB Type-C×2が備わっている

 コンパクトなサイズながら背面にHDMI×2を搭載。前面のUSB Type-Cもひとつは画面出力に対応するため、合計で3画面出力も可能としている。

背面インターフェース。詳細な説明はなかったが、ポートの色や印字からからUSB 3.2 Gen2×2、USB 3.2 Gen1×2、HDMI×2、2.5G LANと思われる

発売時期は2023年2月以降予定で、市場想定価格は12万3800円

 最後にすでに予約販売中の「MINISFORUM TH80」(TH80)が紹介された。TH80はCPUにインテル「Core i7-11800H」(8コア/16スレッド、最大4.6GHz)を採用した薄型PC。メモリーは16GB、ストレージが512GB。

筐体はシルバーを基調とし、ブランド名もないフラットでシンプルなデザイン

 本機は高さ36㎜と薄型であるため、ディスプレーの下に収めるか、ディスプレーを置いて、その下のスペースにキーボードや小物を置けるようにするモニタースタンドの下に入れて使うことが想定できるとしている。

 また、VESA規格に対応するため、対応ディスプレーの裏に取り付けて使える。インターフェースは前面にUSB Type-CとUSB 3.2 Gen1 Type-A、3.5mm コンボジャック。背面にUSB 3.2 Gen2×4、HDMI、DisplayPort、ヘッドフォンジャック、2.5G LANを備える。

背面インターフェース。ケンジントンロックやCMOSクリアーも搭載する

発売は11月26日で市場想定価格は9万6800円

 MINISFORUMの現在発売中、予約開始中、今後発売予定のラインアップの一覧は以下の通り。

黄色に塗られている製品はすでに発売中の製品。青色に塗られた製品が予約中の製品。来年以降にはUMシリーズのCPU違いのUM580B、UM450といったより低価格モデルも販売される予定とのこと

 dGPUとiGPUを比較したり、CPUやメモリー、ストレージ違いもあるので、一概には比較できないが、大体性能の目安として比較した一覧は以下の通り。

dGPUを搭載したモデルは、いずれも15万円以上とiGPUモデルよりも高価ではあるが、いわゆるゲーミングノートPCと比較しても遜色ない価格帯であるとしている

 同社はTGS2022に出展したが、その際にこんなにも小型のゲーミングPCがあるとは思わなかった、この価格帯で購入できるとは、といった来場者の関心も高かったという。eスポーツの大会やストリーマーがPCでゲームをプレイすることで、若い世代を中心にゲーミングPCへの関心が高まっているなか、今回追加されたラインアップは、限られたスペースで使いたいといったニーズに合った製品としても注目したい。

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