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有名レンズの雰囲気も再現、よりライカらしいカメラ機能を備えた「LEITZ PHONE 2」

2022年11月23日 12時00分更新

性能はAQUOS R7と共通、専用ケースとレンズキャップも付属

 性能面を確認すると、こちらもAQUOS R7と共通しており、チップセットにはクアルコム製のハイエンド向けとなる「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載。メモリーは12GB、ストレージは512GBと性能的にはかなり高い。

 それゆえベンチマークのスコアも高く、AAAクラスのゲームも快適に動作する。そうしたことを考えるとLeitz Looksはかなり負荷の高い処理をしているのではないかと推測され、カメラの画素数の向上も含め、スペック向上によって実現できたものと見ることができそうだ。

「Geekbench 5」のCPUベンチマーク結果

「3DMark」(Wild Life Extreme)のベンチマーク結果

「PUBG MOBILE」のグラフィック設定はクオリティが「FHD」、フレーム設定が「ウルトラ」まで上げることが可能

「原神」のグラフィック設定はデフォルトで「中」。最高画質かつフレームレートを60fpsにしても動作は快適だ

 バッテリーは5000mAhで、Qiによるワイヤレス充電にも対応。防水・防塵性能もIP6X/IPX5/IPX8と最高水準なので、利用する上での安心感も高い。ただ製品自体かなり高額(22万5360円)なので、より安心して使いたいなら付属のケースとレンズキャップを装着しておくのがいいだろう。

シリコンケース(左)とレンズキャップ(右)も標準で付属する

 ケースはLEITZ PHONE 1と同様シリコン素材で、装着するとローレット加工の影響はなくなってしまうが、ケースの素材自体が滑りにくい。またレンズキャップもマグネット式なので、しっかり装着できることから安心感は高い。

実際に装着したところ。ローレット加工の溝はなくなるがケース素材が滑りにくく、キャップもマグネット式なので安心感は高い

 最後に通信機能についてだが、SIMは物理SIMとeSIMのデュアルSIM構成で、もちろん5Gにも対応。5Gはミリ波(バンドn257)やNTTドコモの4.5GHz帯(バンドn79)、4Gもドコモやauのプラチナバンド(バンド18/19)に対応するので、非常用に他社のSIMを入れておく場合も安心だ。

SIMスロットは物理SIM(nanoSIM)×1。形状的にやや装着しにくいのが気になった

【まとめ】ベースモデルとの価格差が小さいのはメリット

 まとめると、LEITZ PHONE 2はライカカメラらしさという部分をしっかり継承しながらも、ベースモデルの性能向上に合わせてよりライカカメラらしさを実現したといえるだろう。LEITZ PHONE 1では比較的影が薄いと感じたLeitz Looksも、LEITZ PHONE 2では通常のカメラと違った雰囲気の撮影ができるだけに、面白い使い方ができそうだ。

 価格も22万5360円と、LEITZ PHONE 1の発売当初の価格(18万7920円)と比べれば高いのだが、実はベースモデルのAQUOS R7もソフトバンクの一括価格で18万9360円と大幅に上がっているため、ベースモデルとの価格差がかなり小さくなっているのだ。もちろんどちらも高額で買いやすいとは言い難いのだが、カメラの愛好家がターゲットとなるだけに「これくらいの価格差ならLEITZ PHONE 2を選んでもいいかな」と思わせる価格設定となったことは、ある意味メリットといえるのかもしれない。

 ただ販路は一部のソフトバンクショップや家電量販店に限られるなど、LEITZ PHONE 1より狭くなっている。購入する際は近隣で購入できるかどうか注意を払うべきだろう。

「LEITZ PHONE 2」の主なスペック
ディスプレー 6.6型Pro IGZO OLED(19.5:9)
240Hz対応
画面解像度 1260×2730
サイズ 約77×161×約9.3mm
重量 211g
CPU Snapdragon 8 Gen 1(オクタコア)
内蔵メモリー 12GB
内蔵ストレージ 512GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 12
5G対応 ミリ波、サブ6
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 約4720万画素(F値1.9、19mm相当)
+約190万画素(測距用)
イン:約1260万画素(F値2.3、27mm相当)
バッテリー容量 5000mAh
防水/防塵 ○/○(IPX5,8/IP6X)
FeliCa/NFC ○/○
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
USB端子 Type-C
イヤホン
カラバリ ライカホワイト
 

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