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これは餃子!

「カップヌードル 餃子」酢醤油+ラー油のタレで完成形になる

2022年11月22日 12時20分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

 ごきげんよう、口紅よりも餃子の脂で唇を輝かせていたい純情派ナベコです。

 みなさん、餃子お好きですよね。餃子とごはんの組み合わせが定着したのは日本、なんて話を聞いたことありますか? 餃子から溢れる肉汁がご粒に染みて、飲むようにかっこんじゃえるのが餃子定食の魅力です。では、餃子がラーメンになったらもっと“飲める”じゃない。

「カップヌードル 餃子 ビッグ」もう食べた?

11月7日から発売中。「カップヌードル ビッグ」シリーズ

 日清食品は11月7日から「カップヌードル 餃子 ビッグ」を発売中。価格は264円前後です。

 ガッツリと食べたいときの定番メニュー "餃子" を「カップヌードル」流にアレンジした商品とのことで、ニンニクとニラの風味をきかせた "肉汁餃子風スープ" に、別添えの、しょうゆ、酢、ラー油が入った「餃子のタレ」をかけて、まるで餃子のように仕上げる一杯になっています。

 カップヌードルから満を持して“餃子風”。

餃子は入っていません

 記憶にあるところだと、2010年代は餃子ブームで「ご飯にかけるギョーザ」など、餃子の枠を超えた商品が登場してきました。そんな折に餃子をテーマにしたラーメンもいくつか世に出ましたが、印象だと「餃子を想像して食べると、餃子じゃないんだよな~」と期待以上に沸かせてくれるものはほぼなかったような。

「白飯と合う」とのこと

 考えてみると餃子(ここでいうのは焼き餃子)は、肉餡があって、それを皮で包んで、パリッと焼く。この三位一体があるからこそ私たちが想像する餃子としておいしく出来上がるのでしょう。決して肉餡だけ食べたいわけではありません。

 餃子はやはり普通に食べるのが一番……。と、なりそうなところ、即席麺の雄、カップヌードルがその歴史とプライドにかけて打ち出してくるという。リリースには明記されていませんが、それなりの開発期間を要したのではないかと想像。ブランド名に恥じないよう、完成度高い一品に仕上がっていることが期待できます。

ほんとに餃子? 食べてみた

ニラたっぷり

 具材は謎肉 (味付豚ミンチ)、キャベツ、ニラ。お湯をかけて湯戻しすると、プワンとにんにくの香りがいっきに立ち上がります。なるほど、やはりニンニクをたっぷりきかせているのですね。具材のニラの香りもあいまって、スタミナ系の芳香が漂います。

 まずは餃子のタレをかけずにいただいてみる……。ムムム? 餃子!?

 一言でいいましょう。にんにく醤油ラーメンのそれです。ニラも入っていて、スタミナ醤油ラーメンとも言えるかな。謎肉がゴロゴロ入っているので、ワンタン麺も近い印象です。

 パンチがあっておいしいけど、餃子じゃないよー!

別添えの餃子のタレ(しょうゆ、酢、ラー油)

 そこで、秘密兵器が餃子のタレ。こちらをタラリ。しょうゆ、酢、ラー油を組み合わせた、まさに餃子のつけダレと同じ成分。たらした瞬間に酢の香りが加わって、そうすると……。あれ? もしかして餃子!!

餃子のタレをかけると餃子になった

 なんということでしょう。ニラがたっぷり入ったニンニク香るスタミナ醤油ラーメンに、餃子のタレをかけると、なんだか餃子のような気分になってきます。この印象の変化は自分でもびっくり。アルパカだと思っていたのが途中からラクダに見えてきたかのような。

 もちろん、食感や肉汁の感じなどは程遠い(そりゃそう)けど、香りの印象、口に含んだ時の最初の味わいなどは「あ、餃子っぽい」。餃子のタレがこれほど大きな役割を果たすとは思ってもいませんでした。

 固形(?)の餃子と比べたらおつゆもあってサラリとしている感じもありますが、実際には醤油や中華だしの味が濃く、にんにくの風味も強いので、非常にごはんがほしくなります。ごはんを添えて一緒に食べたり、残り汁にごはんを「ドプン」と入れてみて、まさに飲むようにかっこんでみるのもいいでしょう。

・・・

 アスキーグルメのYouTubeでもこの「カップヌードル 餃子 ビッグ」を紹介。さらに、飲む餃子を生放送で作ってみるなどスペシャルな内容の番組をお届けしました。餃子の可能性をナベコと一緒に追求したい人はみてくださいね!

「アスキーグルメNEWS(11月11日号)」

※記事中の価格は消費税込み

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