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Notion創業者、再び京都へ オフライン開催となった全国ミートアップに潜入

2022年11月15日 12時00分更新

ユーザーコミュニティのフィードバックを最重要視

 その後は懇親会となり、参加者やNotionメンバーと自由に話をする時間が設けられた。そこで、お二方にお話を伺った。まずは、Notionアンバサダーの田原聖悟さん。「Notionで作られた企業サイト事例集」をNotionで作成して公開していたり、Notionを活用するノウハウを紹介する連載を執筆している。

 田原さんは本業はIT企業でエンジニアをしており、1年ほど前にアンバサダーになったそう。

「2年ほど前、カスタマイズできるタスクマネジメントのツールをいろいろ探してるときにNotionと出会いました。まだ日本語化されてなかった英語の状態ですが、使ってみると楽しいなと思いました。みんなで一緒に使うならエンジニアでなくても使えるツールが欲しいと思っていました。Notionに出会ってからはみんなが自由に触れるし公開もできる、僕にとって魔法のようなツールです」(田原さん)

 何か個人的にお勧めの使い方を聞いてみたところ、親戚の誕生日や親戚の子供達にお年玉をいくらあげたか、などを記録しているそう。年に1回だけ会うと人とも、そういった情報があれば会話のきっかけになるのでお勧めとのこと。

 西氏にもお話を伺った。

「Notionは昨年日本語化したのですが、私が着任する前からコミュニティはありました。日本語化を機に裾野がかなり広がって、今は約3000人以上の方がいます。ユーザーさんのコミュニティとNotionは一緒に成長していきたいと思っています。新たに、企業内での活用に関する情報交換をするチャンピオンズコミュニティも発足しました。Notionのミッションにはユビキタスというキーワードがあり、みなさんがNotionを使ってやりたいことを実現できる世界を思い描いています」(西氏)

 とてもユーザーコミュニティからのフィードバックを大切にしているそう。たとえば昨年日本語化した日、コミュニティからフォントを変えた方がいいという指摘が寄せられ、翌日に変えたそう。そのため、日本語化当日のフォントと現在の日本語フォントは異なるそうだ。

Notionアンバサダーの田原聖悟さん(左)とNotion ゼネラルマネージャー 西勝清氏(右)

 Notionは筆者も有料プランを利用しており、日々のデータ管理に活用しているものの、ユーザーコミュニティの熱量には圧倒された。本当にNotionのことを好きな人たちが集り、創業者達と交流を持っている様子を見て、これからさらに広く普及していくという勢いを感じた。今後の躍進に期待したい。

帰りの京都駅でNotionの広告に遭遇。今後の躍進に期待したい

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