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ブルーイノベーション、送電線に沿ってドローンが自動追従飛行する点検ソリューション「BEPライン」を11月7日よりサービス提供開始

2022年11月04日 17時10分更新

 ブルーイノベーションは11月7日より、送電線に沿ってドローンが自動追従飛行して点検に必要な各種データを撮影・取得することで点検業務を自動化・効率化・安全化するソリューション「BEPライン」のサービス提供を開始する。

 BEPラインは、ブルーイノベーションの独自のデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform」をベースに、東京電力ホールディングスおよびテプコシステムズと共同開発した「送電線点検用ドローン自動飛行システム」が採用されている。

 ドローンに搭載したモジュール内のセンサーが、送電線の自動検知とドローン機体ならびにカメラジンバルの制御を同時に実施し、ドローンは自動で送電線と適切な距離を保って追従飛行し、最適な画角で対象となる送電線を捉え撮影し続けるため事前の飛行ルート設定なしで点検を開始できる。画像認識と異なって逆光や影、類似する構造物の影響を受けないため、常に高品質なデータ取得が可能という。


 点検員は昇塔の危険やドローン操縦の負担がなく、ドローンからリアルタイムに送られる映像を確認し、気になる点検箇所や異常箇所があれば、アプリ操作によりその場でドローンを一時停止させ、映像を拡大するなどして状況を確認することが可能。また、常に送電線を検知しながら飛行するため、送電線のたわみが大きい箇所や傾斜の勾配がある現場でも、常に送電線を追従しながら飛行し映像を記録できる。

 ドローン機体に搭載する独自の送電線追従モジュールと操作・データ管理アプリで構成されており、自社で点検作業が行なえる「サブスクリプション」と、点検作業をブルーイノベーションに委託する「委託点検」の2つのサービスプランで提供する。

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