ROG Rapture GT-AX6000をレビュー
引っ越しを機にゲーマー向けWi-Fi 6対応無線LANルーターに!実効1.5Gbpsで有線LANよりめちゃ高速
イマドキのスマホやPCはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)無線LANや2.5GbE有線LANなど、最新のネットワーク規格に対応しているものがほとんど。せっかく最新のデバイスを購入しても、自宅のネットワーク環境が対応してなければそれらの高速規格は当然ながら使えない。
しかしながら、自宅のネットワーク環境のアップグレード作業はめんどうだと考えている人も多いだろう。無線LANと有線LANの両方を使用し、ルーターなどを間に挟んでいる場合などは、特に億劫だと感じるのではないだろうか。
筆者もその類の人間なのだが、最近引っ越しをすることになったので、これを機にWi-Fi 6に対応する新しいLAN環境を構築しようと一念発起。そんな折、運が良いことにASUSのWi-Fi 6対応ゲーミング向けルーター「ROG Rapture GT-AX6000」(以下、GT-AX6000)をテストする機会に恵まれた。早速、新居で試してみたので購入の参考にしてほしい。
2GHz駆動のクアッドコアCPUを搭載
5GHz帯の4x4で最大4804Mbps
GT-AX6000の外観は黒をベースに、LEDが点灯する真っ赤なROGロゴを配し、それがいいアクセントとなっている。ROGは同社のゲーミングブランドで、ハイエンドな製品が多い。アンテナは四隅に立つ構造で、赤いアクリルパーツが用いられている。本体サイズは実測で335(W)×195(D)×55(H)mm(アンテナは含まず)で、重量は1121.4g(公称)だ。
CPUには64bit、2GHz駆動のクアッドコアを採用。ASUSによると、このCPUによって一般的なWi-Fi 6対応ルーターに比べて、スループットが18%向上しているという。また、256MBのフラッシュメモリーと1GBのRAMを搭載する。送受信のアンテナ数は5GHz帯が4x4で、データ変調方式は1024 QAMに対応。帯域幅は20/40/80/160MHzをサポートし、転送レートは最大で4804Mbps(理論値)を誇る。
一方の2.4GHz帯も4x4で、こちらも1024 QAMに対応。帯域幅は20/40MHzで、転送レートは最大で1148Mbps(理論値)となる。「OFDMA」をサポートしており、複数の端末がアクセスしても速度の低下が起こりづらい。また、ビームフォーミングや最大8台の同時通信が可能な「MU-MIMO」もサポートしており、複数台のデバイスで安定して使えるポテンシャルがある。
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