皆さん、こんにちは! 横浜市役所レストラン「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。今回もご覧いただきありがとうございます!
前回の記事はこちら。
【連載】FMヨコハマ街角リポーター 藤田優一さんの懐かしの味「夏野菜とチキンのスープカレー」
※過去の連載記事はこちら: 横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり
いよいよ「横浜18区丼」最後の区「中区丼」のご案内となってしまいました! 思えば、突然始めた企画にも関わらず、こうしてたくさんの皆様に知っていただき、そして多くの方々にご協力をいただき、何とかここまで続けてこられました。
それにしても私自身、横浜生まれ、横浜育ちでありながら、そもそも「18区」ある事を全く知りませんでしたし、全ての「区」を言い当てる事は出来なかったです。ですが、1周まわってみると当然全ての「区」を把握しているし、それぞれの「区」に私なりの勝手な思い入れと愛着がわき、今までよりもさらに「横浜」が大好きになってしまいました。
そして、これも当たり前のように、この魅力、素敵さをもっとたくさんの方々に知ってほしくなりました。この「横浜18区丼」でほんの少しだけそれが達成できたのではと思います。
それでは、いよいよラストの18区目「中区丼」のご紹介です。
と、その前に「中区」にはご存じのように「畑」「農地」が全くありません。なので、「ど根性」をテーマにしました。
皆さん、「ど根性」の意味は知っていますか?
私の世代だと、あの「根性、根性、ど根性」の「ど根性ガエル」「ピョン吉」ですよね!!
なになに、ガテン系の料理?それとも、めっちゃ気合の入った料理とか?
いえいえ、漢字で書くと「土・根・生」。その土地に根を張って生きること。これが「ど根性」なんです!
「TSUBAKI食堂」、そして姉妹店のいずみ野「ど根性キッチン」(神奈川県横浜市泉区和泉町6214-1)にも大きな看板がありますが、全てのベースはここにあります。
ラストの中区の前半(2022年8月1日~8月15日)は、キューバサンドをアレンジした「ど根性サンド」です。
アメリカ・フロリダ州が発祥地と言われている「キューバサンド」。キューバ人労働者が好んで食べていた料理がもとになっていて、発祥地のひとつであるフロリダ州・タンパは、2012年に「キューバサンド」を「タンパ市の象徴」に決定しているそうです。
パンに、ハム、チーズ、ローストポーク、ピクルスなどの具材をはさみ、フライパンやサンドイッチプレスなどで焼いて作ります。特に柑橘類に漬け込んで作る「ホモローストポーク」と呼ばれるポークを使用するのが特徴です。
私は料理人見習いの頃、近くのカフェでこの「キューバサンド」をよく食べていました。いわば懐かしの味です。今回はそんな思い出の味をベースに、サンドイッチの中身は、チェダーチーズとピクルス、そして明治以降、渋沢栄一氏を中心に政府がイギリスより横浜磯子区に輸入し始めた豚「中ヨークシャー種」をルーツに持つ「YOKOHAMAヨークシャー」を使用します。
通常、キューバサンドに使われるのは、キューバンブレッドというきめ細かいフランスパンですが、今回は特別に保土ヶ谷区の人気ベーカリー「パーネ ディ トゥッティ」の木村さんにバンズを作っていただき、それを使用します。
そして今回は久しぶりにコンソメスープを一からきちんと作りました。牛骨から出汁をとり、牛スネのミンチ、香味野菜をたっぷり使って仕上げた本物のコンソメスープを冷製にして添えます。付け合わせには、横浜産のじゃがいもをスライスしてシンプルに素揚げしたポテトチップ。
ちょっとオシャレなカフェ気分でランチをお楽しみください。
次回はいよいよ泣いても笑っても最後のお知らせになります。お楽しみに!!
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