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マカフィー・セキュリティ情報局 月例アンケート2022年7月

フィッシング詐欺は1年で50万件以上――美味しい標的はテレワーク社会人

2022年07月29日 18時00分更新

Q:コロナ禍で増加のフィッシング詐欺。身の回りに引っかかってしまった方はいますか?

当事者の方も……!

 Twitterアカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」の2022年7月分アンケートから、コロナ禍以降急増したフィッシング詐欺についてピックアップしました。

Q:コロナ禍で増加のフィッシング詐欺。身の回りに引っかかってしまった方はいますか?
・いる→5.3% ・知る範囲ではいない→77.2% ・当事者です→1.8% ・結果を見る→15.8%

確認できるだけでも1年間で50万件以上

 被害者を偽のWebサイトに誘導して個人情報や金銭をだまし取るフィッシング詐欺。コロナ禍に伴うネット通販の伸長と歩みを合わせるように件数も急増しています。フィッシング対策協議会によると、2021年は前年比約2.3倍の52万件超に達したとのこと。

 アンケート結果でも、詐欺に遭った回答者が1.8%、身の回りで発生した方も5.3%いらっしゃいました。

 典型的かつ致命的なフィッシング詐欺として昨今問題になっているのが、「セキュリティ対策のアップデートに伴い、あなたのアカウントを停止しました。こちらから再登録をお願いします」といったアカウント情報の再登録を促して個人情報を盗む(ないしアカウントを乗っ取る)パターン。

 これはテレワーク中の社会人が利用しているGoogle WorkspaceやOffice 365のアカウント乗っ取りに有効です。クラウドサービスから所属組織や取引先の連絡先を入手してしまえば、今度は社内テンプレートや特有の言い回しを使った「バレにくい」フィッシング詐欺用の文面を作れますから、ここから先はやりたい放題になってしまいます。

 対策は、とにかくアカウントに関するメッセージをすべて疑うこと。まずは情シス関連の部署に当該メッセージが本物か否か問い合わせましょう。当然ですが、届いたメッセージに記載されているメールアドレス宛に送ってはいけません。

 今後もマカフィー・セキュリティ情報局発のアンケートを見かけましたら、ぜひともご回答くださいませ!

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