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「DxO PureRAW 2」を使ってデジカメで撮った写真をさらに綺麗にしよう!

2022年07月28日 12時00分更新

ナイトレースの写真をDxO PureRAW 2で調整

 続いてスーパー耐久シリーズの24時間レースから、夜のセッションの画像を使ってみたいと思います。しかも撮影はAPS-CのEOS7D Mark II、ISO感度は5000です。まずはストレートに変換した写真から。

EOS7D MarkⅡ+EF300㎜F2.8 IS USM III(ISO5000/F2.8/1/320)

 当然ながら、ノイズ祭りです。ISO5000はAPS-C、まして2世代も前のカメラですと厳しいものがあります。ですが、この画像をDxO PureRAW 2のDeepPRIME処理をすると……。

DxO PureRAW 2のDeepPRIME処理をした写真

 これで十分に綺麗ですが、これでは全体的に暗いので、Lightroomで明るくし、またメリハリを少しつけてみましょう。

基本的には1段上げて、さらにエッジを立たせたり、赤を加えました。その結果がこちらです

ちょいちょいっと加えただけですが、かなりイイ感じになっているかなと思います

 元の画像ではボヤけていたスポンサーのロゴがはっきりしたほか、夜の照明に照らされたマシンのテカリが良い感じになっているかなと思います。では、この補正を元の画像に適応させるとどうなってしまうのか?

元画像に補正をかけたもの(1920×1280にリサイズしています)

 さまざまなノイズが出てきてしまうのです。このように古いカメラの過去の画像が蘇り、今までは難しかった補正ができるようになるのです。上の写真は明るい場所で撮っていますが……。

元画像

真っ暗な画像でバックショットを狙うも、シルエットだけでよくわからない画像も、DxO PureRAW 2でノイズを取り除けば少し明るくなり、かつイイ感じに仕上げることだってできるのです

【まとめ】使い勝手の面でいっそうの改善も必要

 このように効果絶大のDxO PureRAW 2。一度使ったら手放せないのが本音ですが、「大量処理」または「即出し記事の写真にDxO DeepPRIME処理を施したい」というような場合、もう少し使い勝手を良くしてほしいのが正直なところだったりもします。特に処理速度は挙げてほしいところ。DxO PureRAW 2を優先処理する、バックグラウンドで処理をするといったパラメータがあってもいいかなと。

 同じくあってもいいかなと思うパラメーターに、DeepPRIME選択時のDxO光学補正にある「全体レンズシャープネス」を挙げたいです。というのも、人物撮影で使った際、シャープネスが強くかかり過ぎているように感じるケースがありました。この時はレンズシャープネスをオフにして、Lightroom側で調整するとよいでしょう。

 そして、これはLightroom側の話にもなるのでしょうけれど、ショートカットキーが使えるようにしてほしいところ。いちいちマウスで「ファイル→プラグインエキストラ→DxO PureRAW 2プラグインで処理する」という動作はわずらわしいと思った次第。DxO PureRAW 2側の設定画面も同様で、「処理する」のショートカットキーくらいは欲しいところです。

 逆に言えば、使い勝手の面でしか文句が出てこず、効果の面では大満足。また撮影する際、手ブレが怖いからシャッタースピードを上げたいけれど、感度を挙げるとノイズが……、という時は往々にしてあります。ですがDxO PureRAW2があれば、2段分のシャッター速度は稼げます。この安心感が何事にも代えられません! 被写体との出会いは一期一会、シャッターチャンスは一瞬のでき事です。綺麗な写真を作りたいという方、確実に撮りたいという方、「高感度撮影で不満がありデジカメを買い替えたいけれど、ちょっとお金が……」という方、DxO PureRAW 2は間違いなく期待に応えてくれますよ!

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