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WQHD解像度は66.9fps!『F1 22』を「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6900 XT」で遊んでみた

■ゲームタイトル:F1® 22
■開発元:Codemasters
■販売元:エレクトロニック・アーツ
■価格情報:8700円(スタンダードエディション)/1万700円(チャンピオンエディション)
■公式サイト:https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-22

2022 FIA Formula One World Championship公式ゲーム
最新F1マシンでのデッドヒートを楽しめるのは本作だけ!

 エレクトロニック・アーツは、Codemastersが開発したカーレースゲーム『F1® 22』を7月1日に発売した。プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)。PC版の推奨環境は、CPUはAMD「Ryzen 5 2600X」/インテル「Core i5-9600K」以上、GPUはAMD「Radeon RX 590」/NVIDIA「GeForce GTX 1660 Ti」以上、メモリーは16GB以上、空きストレージは80GB以上だ。

 本作はカーレース最高峰の「F1®」の世界をリアルに体験できるゲーム。2022 FIA Formula One World Championship公式ゲームとして開発されており、実在の20人のドライバー、10チームが登場する。最新F1マシンでのデッドヒートを楽しめるのは本作だけなのだ。それではゲームシステムから解説していこう。

垂涎のマシン、憧れのドライバーと走る喜びをぜひ味わってほしい

シングルプレイで頂点を極めたあとは、
マルチプレイで世界の猛者たちと戦おう

 F1® 22は人気シリーズの最新作だけに多くの遊び方が盛り込まれている。まずゲームを起動すると「ホーム」画面が表示される。このホーム画面からは本作のすべての機能にアクセスできるほか、「F1®ライフ」「キャリア」「シングル」「マルチプレイヤー」「プレイヤーハブ」の画面に切り替えられる。ちなみにこのホーム画面に登場するドライバーや、インテリア、スーパーカーなどは自由にカスタマイズ可能。F1ドライバーの夢の生活に触れられるわけだ。

ホーム画面は、F1® 22のすべての機能にアクセスする起点となる場所だ

 本作のメインとなるのが「キャリア」内の「シングルプレイヤーキャリア」。これはシングルプレイモードで、F1®の公式チームと契約するドライバー、もしくは自分のチームのオーナー兼ドライバーとして頂点を目指して戦うことになる。

 ただしドライバーとしてプレイする場合にも、レース前には「研究開発」によって「エアロダイナミクス」「シャーシ」「パワートレイン」「耐久性」を向上させて、マシンのパフォーマンスを引き上げる必要がある。レースの前から戦いは始まっているわけだ。

これがメルセデスチームのマシン

実はAMDもスポンサーを務めている

「研究開発」では、「エアロダイナミクス」「シャーシ」「パワートレイン」「耐久性」のなににリソースを割くのか選択できる。ほかのチームもシーズンを通してマシンのパフォーマンスを向上させていくので、積極的かつ戦略的に研究開発する必要があるのだ

 そのあとサーキットの地に訪れることになるが、本物のF1®を再現した本作では、「フリー走行1~3」「予選」を経て、ようやく「決勝」に挑める。

 「フリー走行1~3」はコースに慣れるためにも重要だが、本作には「プラクティス・プログラム」が用意されており、オーダーどおりに走るとマシンのアップグレードに利用する「リソースポイント」をもらえたり、アップグレードのコストを下げられる。マシンの研究開発をスピードアップできるので、シーズンにおける戦いが断然有利になるのだ。

ひとつのレースは、「フリー走行1~3」「予選」「決勝」で構成されている

「プラクティス・プログラム」には、「目標タイム内で走る」「燃料を節約しながら1周を完走する」「1周の間、タイヤの摩耗を平均以下に保つ」「クリーンセクターを走行する」など、さまざまな課題がある

決勝のスターティンググリッドに着いたら、いよいよ本番。あとは表彰台の頂上を目指して誰よりも早く、そして速く、チェッカーフラッグの下を駆け抜けるだけだ

 「シングルプレイヤーキャリア」では本物のF1®の世界でシーズンを通して競うことになるが、もっと気軽にプレイしたい方のために「GRAND PRIX」「タイムトライアル」「ピレリホットラップ」などのシングルプレイモードや、ネットワーク対戦が楽しめるマルチプレイヤーモードが用意されている。「シングルプレイヤーキャリア」でシーズンの頂点を極めた方は、ぜひマルチプレイヤーモードの「ソーシャルプレイ」で世界中のドライバーたちと熱いレースを堪能しよう。

シングルプレイには「GRAND PRIX」「タイムトライアル」「ピレリホットラップ」が用意。「ピレリホットラップ」では、高性能なロードカーでさまざまな走りにチャレンジできるぞ

マルチプレイヤーの「ソーシャルプレイ」では、「初心者でも安心」「経験豊富なドライバー」といった複数のゲームタイプが用意されており、腕前に合わせて選択できる

本格レースゲームなのに意外ととっつきやすい
それでいて上級者も満足できるゲームに仕上げられている

 F1® 22を実際にプレイしてみた感想だが、本格レースゲームであるにもかかわらず、意外ととっつきやすい。まずマシンの操作には「カジュアル」「スタンダード」「エキスパート」が用意されており、操作しやすくすることも、現実に近いものに変更することも可能だ。また最近のレースゲームではおなじみの「ダイナミックレーシングライン」機能が用意されており、最適なラインと、進入速度がひと目でわかる。

 2022 FIA Formula One World Championship公式ゲームと銘打たれているだけに敷居が高いと思いがちだが、F1® 22は初心者にも優しく、上級者も満足できるゲームに仕上げられている。最高峰のマシンをリアルに体験できる本作をぜひプレイしてみてほしい。

「ダイナミックレーシングライン」機能により、最適なラインと進入速度がひと目でわかる。もちろん腕が上がったら、オフにすることも可能だ

アシスト機能はきめ細かくオンオフできる。少しずつアシストをオフにしてリアルな体験に近づけていこう

あまりカーレースゲームをプレイしない筆者でも、3回チャレンジしたら表彰台の頂上に上ることができた。難易度設定の幅は広いので気軽に遊んでみてほしい

「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6900 XT」環境での快適度は?

 最後にF1® 22がAMDプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテスト用PCに搭載したCPUは「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、最大4.60GHz)、ビデオカードはハイエンドクラスの「Radeon RX 6900 XT」だ。

CPUに「Ryzen 7 5700G」、ビデオカードに「Radeon RX 6900 XT」を搭載したPCを用意し、フレームレートを検証している

 グラフィック設定はデフォルトのままで、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。

 今回のテスト用PCには、8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 5700Gと、ハイエンドクラスのRadeon RX 6900 XTを搭載しているが、平均フレームレートはフルHDが106.6fps、WQHDが66.9fps、4Kが32.4fpsとなった。

 F1® 22はハイクオリティーなグラフィックを実現しているだけに、要求するパフォーマンスは高い。今回のマシンでも4Kではちょっと厳しいというのが正直なところだ。解像度とフレームレートのバランスを考えると、今回のAMDプラットフォームでF1® 22をプレイするのであれば、WQHD解像度を選択することをお勧めする。

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