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ダイハツの軽商用車「新型アトレー」に10日間乗ってわかった5つの魅力

2022年07月23日 15時00分更新

 クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、「ダイハツ アトレー(ATRAI)」についてレポートします。10日間乗ってみてわかった、良かったこと&悪かったことをお伝えできればと思います。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!

アトレーってこんなクルマ

 農業や配送業など、いわゆる「働くクルマ」としてだけではなく、「第三の居場所」というコンセプトのもと、カフェスペースやワーキングスペース、さらには車中泊にも最適なクルマとして大人気です。その思惑通りなのか(?)、ユーザーの50%はレジャー目的で購入しているとのこと。できるだけたくさんの荷物を効率的に積みたい! というニーズに応えるべく、車体形状のスクエア化や積載スペースを広げるなどの工夫が施されています。

 そんなアトレーを日常使いしたので、そこで気付いたアレコレをご紹介します。

ダイハツ「アトレー RS」《4WD・CVT》の主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1890mm
ホイールベース 2450mm
車重 1020kg
エンジン 658cc 水冷直列3気筒
最大出力 64PS(47kW)/5700rpm
最大トルク 91N・m(9.3kgf・m)/2800rpm
車両価格 182万6000円(税込)

アトレーのいいところ その1
維持費&ランニングコスト

 2021年12月にフルモデルチェンジした新型アトレーは、4ナンバー車両なので「軽自動車」ではなく「軽商用車」という区分になります。軽商用車のメリットは、なんといっても「維持費の安さ」です。たとえば、自動車税についてですが、軽乗用車が1万800円なのに対し、軽商用車は5000円とかなり、かなりお得です。ちなみに、普通車の商用車は1年車検ですが、軽商用車は乗用車と同じく2年車検となります。

 維持費も安い&車両価格も安い、お財布に優しいクルマとなっています。

アトレーのいいところ その2
スムーズな加速のCVTを搭載

 「CVT」が、かなり乗りやすくてGoodでした。商用車独特のネガな部分を感じず、良い意味で商業車っぽくないなという印象を受けたからです。

 たとえば荷物(約90kg)を積載しても、加速がもたつく&アクセルを踏んでもスピードが上がらないといったことがないので、高速道路の合流が楽々なこと。普通の軽自動車と比べると少し突き上げ感はあるものの、ガタガタした揺れがないので長時間乗っていてもお尻が痛くならず(ムズムズ痒くなる感じです)乗り心地が良いこと。エンジンの唸る音などがせず、車内が快適に過ごせることなどです。乗り味は、ちょっとスポーティーな感じで、「ええ! 商業車なのに!?」とカメラマンと驚いていたくらいです。

 CVTを搭載しただけではなく、ダイハツの軽商用車として初めてプラットフォームに「DNGA」を採用してボディー剛性を高めるなど、ユーザーの声を聞き改善していった努力の結果なんだろうなと感慨深いものを感じました。

アトレーのいいところ その3
使い勝手のいい車内

 身長158cmの私が座ると、運転席&助手席&後席の足元のスペースはかなり広々でした。ちなみに、前席のヘッドクリアランスは「こぶし6.5個分」もあります。シートの座り心地は、低反発枕の硬い版というイメージが分かりやすいと思います。後席のシートは前席に比べると薄いですが、お尻が痛くなるくらいということはありません。ただ、長時間は少しキツいかも……。ヘッドクリアランスは「こぶし6個分」でした。

 少し気になったのは、後席のフロアマットです。床にフィットしていないので、めちゃくちゃ動く&足に引っかかってつまづきそうになるのは残念な部分でした。

 収納はドリンクホルダーやメモ帳を置けるスペースなど、これだけはあった方が良いというものがついています。

 1番ショックだったのは、ドリンクホルダーに紙パックが置けないことです。私は運送のバイトをしているのですが、夏は水分をたくさん摂るので価格の高いペットボトル(150円が相場)よりも、紙パック(98円が相場)を買うようにしているからです。たかが50円……、されど50円……。

 私が手をかけているところには、メモ&ファイル置き場などとして使えるだけではなく、画像のように牛乳パックなども隠しておける収納があります。運送中は荷物受領書などの分厚いファイルを何個も持たなければいけないので、この収納は助かりました!

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