この夏オススメのTUF Gamingマウス/ディスプレーをレビュー
夏休みに欲しい!約7000円の47gマウス&HDMI 2.1対応4Kディスプレーが高コスパでスゴイ
ASUSの「TUF Gaming」シリーズは、耐久性とコスパの高さで特にPCパーツの人気が高いが、ゲーミングデバイスも幅広く製品展開している。中でも、ゲーマーにとっての“目”となるディスプレーや、“手足”となるマウスは非常に重要なデバイス。TUF Gamingでももちろん、これらのデバイスには力を入れている。
これからの時期、夏休みやお盆休みなどで、PCゲームをがっつり遊びたいという人も少なくないだろう。そうした中で、新しくゲーミングデバイスを探しているという人がいれば、TUF Gamingの最新ゲーミングデバイスに要注目だ。
今回は、同シリーズのオススメ製品となるHDMI 2.1対応ディスプレー「TUF Gaming VG28UQL1A」(以下、VG28UQL1A)と、公称約47gの超軽量ゲーミングマウス「TUF Gaming M4 Air」(以下、M4 Air)を紹介していきたい。
手ごろな価格の28型4K/144Hzゲーミングディスプレー
昨今は、GPUのパフォーマンスがアップするにつれて、ゲームをより高解像度/高画質でプレイするのが当たり前になってきた。それに伴い、ゲーミングディスプレーもフルHD(1920×1080ドット)から4K(3840×2160ドット)に対応する機種が増えている。だが、4Kディスプレーが出始めたころは応答速度やリフレッシュレートがゲーマーの求める水準ではなく、ようやく納得のいくクオリティーのものが出ても手ごろな価格ではなかった。
そんな中、TUF Gamingから発売中のVG28UQL1Aは、28型という大画面で4K/144Hzに対応、そしてHDMIの最新規格「HDMI 2.1」を備えている。その上で、直販価格は9万2520円。同クラスの製品では10万円を超えるものも多い中で、TUF Gamingらしいコスパの高さが魅力だ。
パネルには、通常のIPSパネルよりも高速に切り替えられるという独自の「Fast IPS」パネルを採用。応答速度はGTGで1msと、ゲーマーが求めるパフォーマンスを十分に満たしたスペックだと言える。
TUF Gaming VG28UQL1Aの主なスペック | |
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パネル | 28型IPS(ノングレア) |
解像度(アスペクト比) | 3840×2160ドット(16:9) |
表示色 | 約10億7370万色 |
輝度 | 450cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178度(水平)/178度(垂直) |
リフレッシュレート | 最大144Hz |
応答速度 | 最大1ms(GTG) |
インターフェース | HDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1 |
スピーカー | 2W×2 |
サイズ/重量 | 639.5(W)×213.8(D)×539.8(H)mm/約6.89kg |
その他 | DisplayHDR 400、NVIDIA G-SYNC、AMD FreeSync Premium Pro |
ディスプレーのサイズは横幅が約64cmで、縦幅が約36cm。その大きな体を支えるスタンドはやや大きめなので、デスクスペースに余裕がない場合はモニターアームの導入を検討してみてもいいだろう。アームについてはVESAマウントの100×100mm規格に対応しているので、多くの製品が取り付けられるはずだ。
ディスプレーの高さは最大120mm幅で調整可能だ。画面を傾けるチルトは下方向-5度、上方向20度で角度調整でき、左右のスイーベルは左右ともに15度まで調整できる。
画面を左右に90度回転させるピボット機能も備えており、ピンボールや縦スクロールシューティングゲームといった、縦長画面のゲームを普段とは異なる雰囲気で遊ぶことも可能だ。また、ゲームだけでなくウェブブラウジングや動画配信サイトでのコメント表示などにも効果を発揮する。
VG28UQL1Aの映像入力端子はHDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4の計5つ。HDMIは、2.1側の端子を使用すれば4Kで最大144Hz、2.0側だと最大60Hzまでに対応する。本機はゲームでの使用が前提なので、より高リフレッシュレートなHDMI 2.1かDisplayPortを利用するといいだろう。
DisplayPortの横にある丸形の端子は3.5mmヘッドフォン端子だ。あまりないとは思うが、PCと距離がありヘッドフォンが接続できないといった環境なら、この端子を利用してみるといいだろう。
映像入力端子と逆側には、電源接続用の端子とUSB 3.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-Bの端子がある。このUSBはPCと接続することでUSBハブとして利用できる。マウスやキーボードといったデバイスだけでなく、スマートフォンの充電などにも利用可能だ。
背面の左端には、ディスプレーの設定を変更するOSD操作用のボタンとスティック状の5ウェイボタンを備えている。1番上にあるスティック状の5ウェイボタンでは、押し込むことでOSDメニューを設定可能。ジョイスティックのような感覚でメニューを操作できる。その下はOSDメニューの終了ボタンで、さらに下2つは、よく設定するOSDメニューをすぐに呼び出せるショートカットボタンだ。1番下は、ディスプレーの電源ボタンとなる。
OSDを操作すると何ができるのか? という点だが、主にディスプレーの出力に関連した細かい設定をすることが可能だ。ここですべてを紹介することは難しいので、ゲームを遊ぶ上で押さえておきたい項目をいくつか紹介しておきたい。
・オーバードライブ
レベル0~5の強度で、応答速度を向上させる機能。
・可変OD(オーバードライブ)
フレームレートの変動に合わせてディスプレーのオーバードライブを変化させる。
・Adaptive-Sync
NVIDIA G-SYNC compatibleとAMD FreeSync Premium Proといったティアリング/スタッタリング防止機能を設定する。
・ELMB/ELMB SYNC
残像感を極力抑える黒挿入機能で、テンポの早いゲームを遊ぶ時に対象の視認性が向上する。
・GamePlus
ディスプレーに照準の十字線を表示させたり、画面中央をズームさせたりといったサポート機能が使用できる。
・GameVisual
FPSやMOBAといったゲームジャンルや映画の鑑賞など、用途に合わせた最適なビジュアル設定のプリセットが選べる。
・Shadow Boost
物陰などの暗くて見づらい場所の明度を上げて、視認性を向上させる機能。
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