週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

HondaのMT好きRQが新型シビック TYPE Rを最速チェック!

2022年07月21日 11時30分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

Honda/新型シビック TYPE R

 昨年登場した11代目シビック。そのホットバージョンであるTYPE Rが、ついに姿を現しました。9月発売予定という新型シビック TYPE Rを、SUPER GTに参戦する「Modulo Nakajima Racing」のレースクイーン「Moduloスマイル2022」の新 唯(あらた・ゆい)さんがさっそくチェックしました!

これ、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか!

歴代TYPE Rの系譜

歴代TYPE Rの販売台数と、先代の販売台数

 TYPE Rが誕生したのは1992年のNSX Rから。その後、1995年にインテグラ TYPE Rが登場し、過去10台のTYPE R車両が世に送り出されました。最近では2017年に誕生した10代目シビックのTYPE Rでしょう。その販売台数は歴代で最も多い4万7200台。日本だけで8100台が販売されたそうです。

先代CIVIC TYPE Rと唯さん

 唯さんも以前、10代目シビック TYPE Rを試乗。ガンダムとも言われているエクステリアに心をときめかせ、また圧倒的なパフォーマンスに心を奪われたのでありました。その後、何度か11代目シビックを試乗したのですが、その度に「前のシビック(TYPE Rのこと)の方がカッコよかった」と小言を漏らしていたことを正直に告白します。ゆえに「新しいTYPE Rって、今の形に羽根を付けただけでしょ?」と内心思っていたようで、あまり期待せずに会場に入ったところ……。

Honda/新型CIVIC TYPE R

 「これ、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか!」と、手のひら返しの大絶賛! ではエクステリアからチェックしていきましょう。

Honda/新型CIVIC TYPE R

大きく開いたフロントグリル。その奥にインタークーラーが見える

大きく張り出したフロントフェンダー

 フェンダーを大きく張り出したロー&ワイドなフォルム。フロントバンパーは完全新規で、大きなグリル開口部が印象的です。近年、フロントバンパーの両側にスリットを入れる手法が流行っていますが、新型TYPE Rはフィンを立てる手法を採用。デザイナーによると「検討の結果、こちらの方が好ましい効果が得られた」のだとか。

エンジンフードに設けられた冷却用アウトレット

エンジンフード

 エンジンフードにはエアーアウトレットを用意。「これ、カッコいい!」と唯さん大絶賛。スポーツカー好きにはたまらないようです。

フロントフェンダーのフェンダーダクト

フロントフェンダーのフェンダーダクト

 フロントフェンダーには、ホイールハウス内の圧力を軽減し空気をスムーズにサイドへ流すフェンダーダクトを採用。これはレーシングカーでよくみられる手法です。

 リアタイヤ前の空気の流れをコントロールするため、サイドスポイラーにシルを立てているのも特徴的です。そして前モデルと違い、リアタイヤ周りの造形が実にスッキリ。というのも、前モデルではSUVのようなフェンダーアーチが設けられていたのですが、今回は空力ノイズ低減を狙うべく一体型へと変更されているのです。

前モデルのTYPE Rのリアスポイラーと唯さん

新型シビックのリアスポイラーと唯さん

 唯さんが前モデルで最も好きな部分はリアスポイラー。「羽根のないハッチバックはハッチバックにあらず!」という名言を残しておりました。今回のシビック TYPE Rのそれは、翼端板が小さくなったほか、3D形状はそのままに、Rはかなり小さなものとなり、一言でいえばシンプル。ですが「これはコレでカッコいいですね」と笑顔。

アルミ製ステー

純正アクセサリーで発売予定のリアスポイラー

レッドポリエステル織り込みのドライカーボンを採用

ウイング裏面に取り付けられた実行空力デバイス

 細かく観察すると、角度変更はできないのが残念。そして「これ、樹脂なんですかね?」とポツリ。さすがにカーボンはないでしょ、と思いきや、なんとホンダアクセスから純正アクセサリーとしてドライカーボン製のリアスポイラーを発売するというから驚き。しかも、レッドポリエステル織り込みのほか、ウイング裏面にはModulo Xでおなじみの実行空力デバイスを取り付けているとか。こちらはでき上がり次第、ウイング評論家の唯さんによる検証実験をする予定です。

 マフラーは前モデル同様のセンター3本出し。そして大型のディフューザーがその脇を固めています。もちろん空力的な効果が望めるのは言うまでもありません。

黒いホイールにサムアップの唯さん

リバースリムでスッキリした印象を与える

 ホイールは19インチへとインチダウン。ですがよく見るとホイールのリムが従来の段付き(ノーマルリム)から、滑らかなリバースリムへと変更されています。これによって、大径ホイールのように見えるほか、空力的な効果が期待できるのだそう。タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4S。

ボディカラーは全5色

 ボディカラーはTYPE R定番の「チャンピオンシップホワイト」のほか、フレームレッド、レーシングブルー・パール、クリスタルブラック・パール、ソニックグレー・パールの5色を用意。「ブラックもイイですし、明るいブルーも捨てがたいですが……、ここはやっぱりチャンピオンシップホワイトですよね!」と唯さん。さすが分かっている! と思いきや「だってリセールバリューがイイでしょうからね」というあたり、かなりチャッカリ者です。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります