GoogleのCPU「Tensor」を搭載しながら5万円台とリーズナブルな「Pixel 6a」
グーグルの新しいスマートフォン「Pixel 6a」は、「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」と同様、グーグル独自開発のチップセット「Tensor」を搭載し、高度な機能を搭載しながら5万3900円という低価格を実現しているのが特徴だ。発売前の実機をお借りしたので、他のPixel 6シリーズとの比較を交えながら、その実力を確認してみたい。
Pixel 6シリーズのデザインを踏襲しながらコンパクトに
まずは外観を確認すると、ディスプレーは6.1型でサイズは約71.8×152.2×8.9mm、重量は178g。Pixel 6(6.4型)、Pixel 6 Pro(6.7型)と比べるとサイズは小型で、画面も小さいがその分コンパクトで持ちやすさの面ではメリットがある。
ただディスプレー素材は上位モデルと同様に有機ELで、画面は狭いが解像度はFHD+(1080×2400ドット)と、Pixel 6と共通している。指紋センサーもディスプレー内蔵型だが、気になる認証スピードは上位モデルと大きく変わらない印象だ。ただし、リフレッシュレートは60Hzとなっている(Pixel 6は90Hz)。
背面も他のPixel 6シリーズとデザインは共通しており、バー状のカメラ部分と光沢感のあるボディーを踏襲。ただし後述するカメラの性能変更もあってか、バー部分の出っ張りはかなり低く抑えられているようだ。
側面のフレームは上位モデルと同様に再生アルミニウムを採用しており触感と重量感がある。側面のインターフェースも右側に音量キーとボリュームキー、下部にUSB Type-C端子とやはり共通化が図られており、3.5mmのイヤホン端子はない。
上位モデルと比べた場合、ボディーに関して大きな違があるのは防水性能。Pixel 6/6 ProはIP68の防水性能を備えるのに対し、Pixel 6aはIP67の耐水性能にとどまっているが、日常使用時の水濡れには十分対応できるだろう。
また防水と同様に日本でニーズが高いFeliCaに関しても、従来のPixelシリーズと同様にしっかりサポートがなされている。アンテナ位置を示すマークがないのも従来機種と共通だが、「おサイフケータイ」「Google Pay」を利用している人にとっては安心感がある。
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