1日目、最後で最長のサービス開始!
そして17:00少し前くらいから本日2回目の最終サービスの準備を始めます。今回は45分サービス。またメカニックミーティングをして、今回はサービス時間が長いためトランスファーオイル&リヤデフオイル交換や、明日の路面状況がドライになると予想してタイヤも交換することになりました。DIREZZA D93JからDIREZZA 94RS11です。
全日本ラリーでは、1イベントごとのタイヤの使用本数が10本までと決まっています。そのためウェルパインモータースポーツではドライタイヤ10本&ウェットタイヤ10本を会場に持ってきています。監督曰く、ほかにもコンパウンド違いがあるため、ホントは40本くらい持ってきたいとのこと。 でも予算と輸送との関係上、いまの20本でベストを尽くしているみたいです。
サービスインは17号車からで、車両の誘導からタイヤを外すまでの流れは一緒ですが、ほかのメカニックさんのオイル交換の補助をしたり、工具の受け渡し補助など、20分サービスからはやはり作業量が増えました。この45分サービスの最中に、壊れた箇所や異常箇所が見つかれば、このサービス時間内で作業しなければいけません。ラリーではこの短い時間で大きい損傷のある車両を直し、またレースに復帰できるようにしなければならないため、ラリーメカニックの仕事は本当に大変だなと改めて思いました。
17号車は大きな問題もなく作業が早く終わったため、45分サービスを少しはやく切り上げてサービスアウト→パルクフェルメ(車両保管)に送り出しました。その後、54号車も45分サービスに戻ってきましたが、ホイールに少しキズが入ったレベルで車両自体に損傷はなく、サービス内容は17号車とほとんど変わりませんでした。
17号車も54号車もミッションの違いはあれど同じGRヤリスだったため、工具やメガネレンチのサイズも一緒で、覚えてしまえば素早く補助に回ることができるようになりました。無事に作業を終えて、54号車もパルクフェルメに送り出せば土曜日のメカニック作業は終了となります。
よく知らなかったラリーが
メカニック視点でわかるようになってきた
ラリー本番初日ということで、まったく知らなかったラリーサービスにかなり不安はありましたが、流れはメカニック講習会と一緒で、これまでピットで学んだ作業も的確にこなして連携が取れれば、私でもラリーサービスができることが分かりました。
次回は最終日(DAY2、日曜日)のレポートになります。今回は教わりながらの補助作業が多かったですが、最終日はかなり1人で動く作業があり、とても苦労しました。3日間行なわれたモントレーもいよいよラストですので、また見てもらえるとうれしいです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります