マインドハックして情報収集するミニゲームも存在
探偵となって社会の闇を暴け!『異夢迷都(イム・メイト)果てなき螺旋』は物語にも期待できるJRPG風の新作タイトル
異次元で始まる化け物との戦闘
探偵である主人公は「嗟来の食」という貨物が届いたコンテナに近づくが、気が付けばよくわからない異次元に取り込まれていた。そこで銃が効かない化け物と遭遇し、ピンチに陥ったところで「鍾馗(しょうき)」と名乗る忍者風のエクソシスト(退魔師)と出会う。
化け物との戦闘は鍾馗が担当。基本はターンベースバトルで、コマンドを選択すると敵を攻撃でき、互いにHPを削り合っていく。
マインドハックで情報を聞き出そう
情報収集時、「天眼」というアンドロイドの女性の助けを借りて、秘密をしゃべってくれない相手の精神をハッキングする強硬手段をとることも。なにそれコワイ。
その後、主人公は一旦家に戻ることに。とある財閥が「嗟来の食」に関与していることだけはつかめたが、それを調べるのは相当危険なことらしい。
主人公である若き私立探偵「何某」と謎のエクソシスト「鍾馗」の2人は、お互いの得意分野を活かし、その謎に挑むことになる。
雰囲気は◎。往年のJRPGを思わせる作りに
約1時間ほどでDEMO版のプレイは終了。率直に言っておもしろそうなゲームが出てきたなと思った。
古いアジア系の建物と、近未来風の超高層建築などが混在する世界観。「裂け目」と呼ばれる世界の裏側に跋扈(ばっこ)する化け物との戦い。悪を行なう権力者へと挑む「正義」の物語。
どこか日本のゲームで馴染みのある要素が詰め込まれており、プレイしていて親近感を覚えたのは間違いない。
また、戦闘システムもオーソドックスながら動きがあり、もっといろいろな技を見てみたいと思えたし、「タレント」の成長システムはプレイヤーごとの個性が出そうでGOOD。個人的には守るより攻める能力を上げていくスタイルだが、それがうまくハマるかは興味がある。
マインドハックのカードバトルは奥深さの片鱗を感じ取れた。手持ちの札を全部使いきることはできないので、どのカードを使いどのカードを捨てるか。ターンを送る際も手持ちを残すか新たにドローするか。そういった駆け引きが重要となりそうだ。
やや気になったのは街にいる話せる人の区別がつきにくい点だろうか。こういうゲームでは街の人との会話も世界観に浸る重要な要素となるので、話せる人物の上に吹き出しアイコンでもあると、ありがたいと思った。
謎めいた物語や奥深い戦闘・ミニゲームシステム、雑多でどこか懐かしい雰囲気を感じる世界観など、なにかピンと来るものがあればきっと楽しめるはずだ。
本作『異夢迷都(イム・メイト)果てなき螺旋』は、2023年発売予定。今後の続報に期待しよう。
【ゲーム情報】
タイトル:異夢迷都(イム メイト)果てなき螺旋 ※英名「Mato Anomalies」
ジャンル:ミステリーRPG
販売:Koch Media/Prime Matter
開発:Arrowiz
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/XBox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)
発売日:2023年予定
価格:未定
プレイ人数:1人
CERO表記:審査予定
Mato Anomalies © and published 2022 by Prime Matter a division of Koch Media GmbH, Austria. Developed by Arrowiz. Mato Anomalies is a registered trademark of Arrowiz Games Inc. and Koch Media GmbH. Koch Media, Prime Matter and its logos are registered trademarks of Koch Media GmbH. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります