キングジムは7月12日にデジタルメモ「ポメラ」の最新モデル「DM250」を発表した。価格は税込で6万280円で、7月29日に発売となる。
スマホの相棒としての機能強化
「親指シフト」へのこだわり第2設定も用意
ポメラはテキスト入力に特化したマシンで、特に分筆業のみなさんに支持されている。2008年の発売以来、今回で第5世代となる、6年ぶりの新製品だ。
外観は前モデルのDM200と似ているが、内部は完全に新デザインで、バッテリー増により駆動時間を18時間からる24時間に延長。メモリーは1.8GB搭載し、1ファイル当たりの最高文字数も倍増の20万文字となった。キーの静音化や、ATOKの強化、「シナリオモード」という縦書きの特殊なレイアウトも選択できる(ファイルはプレーンテキストだが)。
使い方としては、文字を入力し、スマホやPCに移して送信やプリントする。今回、スマホでは従来のiPoneに加えてアンドロイドでも専用アプリ「pomera Link」を用意し、無線LANにて文書をやりとりできる。従来機種とはBluetoothで同アプリを利用できる(7月12日無料配信開始)。
PCとはUSB接続接続し、ドライブとのやりとり同様のコピーを行う。端子は今機種から、USBタイプCとなった。
キーボード配列はメニューで変更でき、こだわりの「親指シフト」では従来の「後退」(BS)、「取消」(ESC)が右小指部にあるものから、「後退」(BS)のみとなり、右手の位置が1キーぶん右にシフトし、右親指での変換キー同時押しがよりやりやすくなっている(従来配列も選択可能)。親指シフトを愛するみなさんにはウレシイ追加機能である。
Q&Aでは、新機種開発で、昨今のリモートワーカーを意識したのかというQがあったが、「ポメラはシリアスに文章を作成する人のための道具なので、モバイルPCではない。メールやWEBを見られないほうが、気が散らずにどこでも文章に向かえるのがポメラの本分である。」という明確な答えである。さすが、継続する単機能マシンはブレないのだ。
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