マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」の新シリーズとして、「DAIV 6」シリーズ4モデルを発表
マウスコンピューターは7月7日、クリエイター向けブランド「DAIV」の新製品となる「DAIV 6」シリーズ4機種を発表した。今回、新製品発表会に参加できたのでその模様をお伝えする。
ハイエンドながらも軽量薄型！
「DAIV 6」シリーズ4機種をラインアップ
今回発表されたDAIV 6シリーズは、スペックの異なる4モデルを用意。使い勝手の良さや豊富なインターフェースはそのままに、ユーザーの使用用途に適したスペックを選択できるよう開発された新モデルだ。
4K動画編集向けの「DAIV 6H」、RAW現像や動画編集向けの「DAIV 6N」、イラスト制作や画像編集向けの「DAIV 6P-RT」、ライトな編集向けの「DAIV 6P」の4機種をラインアップする。
4機種ともに筐体は同一だが、用途に合うスペックで構成されている。CPUはモバイル向けの第12世代インテルCoreプロセッサーで、DAIV 6H／6N／6P-RTはGeForce RTX 30シリーズ、DAIV 6Pはインテル Iris Xe グラフィックスを搭載。幅広い構成から用途に合うモデルを選べることが、DAIV 6シリーズの大きな特徴だ。
また、DAIV 6HとDAIV 6Nは、DDR4の後継となる最新のメモリー規格「DDR5」を採用。従来のDDR4メモリーよりも高クロックで動作するほか、データ転送レートも高くなっている。メモリーの処理能力が問われるクリエイティブの作業において、DDR5メモリーの実力が光り輝くことだろう。
4K動画編集向けの「DAIV 6H」は、インテル「Core i9-12900H」＆NVIDIA「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」を搭載する。価格は36万9800円
RAW現像や動画編集向け「DAIV 6N」は、インテル「Core i7-12700H」＆NVIDIA「GeForce RTX 3060 Laptop GPU」を搭載する。価格は26万9800円
イラスト制作や画像編集向けの「DAIV 6P-RT」は、インテル「Core i7-12700H」＆NVIDIA「GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU」を搭載する。価格は23万9800円。※7月下旬発売予定
ライトな編集向けの「DAIV 6P」は、インテル「Core i7-12700H」＆インテル Iris Xe グラフィックスを搭載する。価格は19万9800円。※7月下旬発売予定
もう1つの特徴は"持ち運びやすさ"。DAIV 6シリーズの筐体は、軽量で丈夫、そして持ち運びしやすいマグネシウム合金を採用している。高性能なグラフィックスを搭載していながらも、4モデルの本体重量は約1.49～1.65kg。最上位モデルであるDAIV 6Hの重量は約1.65kgで、2021年モデルの「DAIV 5N」シリーズよりも約80gの軽量化を実現しているという。
ボディーの軽量化に加え、ACアダプターの軽量化も特徴となっている。従来のACアダプター（DAIV 5N 2021年モデル）は大型かつ重めだったが、新ACアダプターはスリムかつ軽めだ。また、BTOメニューにて、0.2mのショートタイプのACケーブルを選択できるのも興味深い。
左が小型・軽量化した新ACアダプター、右が従来モデルの旧ACアダプター
BTOメニューで、軽量で0.2mのショートタイプのACケーブルを選択可能。従来モデルの約170gから約47gの軽量化が可能に
DAIV 6シリーズの画面サイズは16型で、16:10比率のWQXGA（2560×1600ドット）の液晶パネルを採用。16：9比率よりも作業領域が広いため、複数のタスクを同時に展開する際に役立つだろう。また、sRGB比率約100％の高色域に対応し、精度の高い色再現性を可能としている。
さらに、映像出力対応のUSB 3.1 Type-C、HDMI、Thunderbolt 4（Type-C）を備えており、最大4画面でのマルチディスプレーを構築できる。
クリエイティブ作業に欠かせないインターフェースは、かなり豊富だ。先述した映像出力対応のUSB 3.1 Type-C、HDMI、Thunderbolt 4（Type-C）はもちろん、USB 3.0 Type-A×2、SDメモリーカードリーダーを備える。Type-C類は映像出力だけでなく、高速充電を可能とする「USB Power Delivery（USB PD）」にも対応している。
左側面は、セキュリティースロット、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 Type-A、SDメモリーカードリーダー、ヘッドフォン出力／マイク入力端子を備える
右側面は、Thunderbolt 4（Type-C）、USB 3.0 Type-A、HDMI端子、電源端子を備える
加えて、HDR技術の「Dolby Vision」と、音響技術の「Dolby Atmos」に対応。コントラストの高いリアルな映像と、立体的かつ臨場感あるサウンドを同時に体験できる。クリエイティブ作業だけでなく、動画視聴やビデオ通話の用途にも最適だ。Dolby Atmos対応ヘッドフォンを使えば、良質な立体音響を堪能できる。
そのほか、Windows Hello（顔認証）に対応する200万画素のウェブカメラ、快適なマルチジェスチャーや繊細な操作を可能とする大型タッチパッドなども特徴となっている。
DAIV 6HとDAIV 6Nは7月7日、DAIV 6P-RTとDAIV 6Pは7月下旬に発売予定。ハイエンドにして持ち運びが便利なクリエイターパソコンを探している人は、ぜひチェックしてほしい。
訂正とお詫び：記事内容に一部誤りがございましたので、訂正してお詫びいたします（2022年7月11日）
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