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SPY×FAMILY、鬼滅の刃 人気マンガで学べる英語多読学習アプリ開始

2022年07月04日 07時00分更新

 マンガに特化したAI翻訳技術の研究開発を行うMantra株式会社は2022年6月21日、株式会社集英社と協力し、マンガ作品によって英語の多読学習ができるアプリ「Langaku(ランガク)」のiPhone版を正式リリース。App Storeで公開した。価格は基本無料。たくさん読みたい人向けの「Langaku+」は月額980円。

 「Langaku」は国内初のマンガを活用した英語多読学習アプリで、集英社が2020年9月から実施したスタートアップアクセラレータープログラム「マンガテック2020」に採択された。英文を大量に読みこむ「多読学習」は10ヵ月間の留学に匹敵する効果を持つ可能性が指摘されるなど、複数の教育機関で有効性が示されている。一方で、Mantraが実施した英語学習に関するアンケートでは、4302名中約25%の多読経験者が読みたい本がないために多読学習を中断したという結果になった。

 「Langaku」は英語多読学習の難しさを解決するために、集英社の名作マンガとAIによる学習サポートを組み合わせ、「楽しみながら続けられる」多読体験を実現した。Mantraがマンガ翻訳エンジンの開発で得た、画像認識・言語処理技術のノウハウを活用。マンガのコマ割りに「英語率」を導入し、各自の英語力に合わせた英語難易度調整を可能とした。これにより、自分のレベルに合わせて無理なく多読学習を続けられる。

 また、読み上げ機能により、英語の発音も同時に学べる機能を備えた。作品は「鬼滅の刃」をはじめ、「SPY×FAMILY」、「聖闘士星矢」、「ONE PIECE」など、「週刊少年ジャンプ」の人気作品を軸に30作品以上の名作マンガをラインナップ。毎月新規作品の追加を予定している。将来的には英語以外の言語対応も検討中だ。

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