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〈後編〉新生マカフィー、ここが変わった!

個人へのサイバー攻撃は「ゲーム感覚」で防御する時代に突入

2022年07月20日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII
提供: マカフィー株式会社

前編はこちら

「プロテクションセンター」では何ができる?

 前編ではコンシューマー専業ブランドとして新生したマカフィーの新たな製品コンセプトについて紹介した。今回はその代表例として、新たに設定された「マカフィー プロテクションセンター」の新機能などについて解説する。

セキュリティスコア
 ユーザーのプライバシーやID保護について、どれだけ対策ができているかをスコア、つまり数値で確認できる機能。

 マカフィー製品を使ったセキュリティ対策において、脆弱性のある箇所や保護不足について示し、ユーザーにその操作を促す役目もある。ユーザーがそれに応じて操作することで保護状態が改善すれば、スコアがアップする仕組み。スコアは最大1000点。

セキュリティスコアを向上させるためにどんな操作をすべきか明示される

スコア範囲。1000点が最大だが、700点を超えればまずまずの保護状況と言えるだろう

 単に「デバイスにセキュリティ対策製品を入れてるから大丈夫」ということではなく、VPNの稼働状況やプライバシー流出チェック、アプリのアップデート状況などをユーザーが一元的に把握することを可能にするとともに、その状況に応じた適切な対処を示すことでユーザーの保護を強化するというわけだ。

 なおこのセキュリティスコアは、同一のマカフィーアカウントに紐づいているマカフィー製品全体のセキュリティ対策状況を総合した数値。当然ながらパソコン、モバイルデバイスにおいても共通スコアが与えられる。

IDモニタリング
 ダークウェブに銀行口座やクレジットカードなどの情報が流出していないかをリアルタイムでチェックする機能。

IDモニタリングによって発見されたデータ侵害。ダークウェブに流出したかもしれない情報が表示される

 流出させたくない各種情報を事前に登録しておくことで、万が一それがダークウェブに発見された場合に通知するとともに、その修復手順ガイドも示す。またその情報が悪用された場合にどう対処すべきかも示される。

流出したとされるメールアドレスのパスワードを指示に従って変更。その後表示されたアドバイスに従えばより安全

セキュアVPN
 プラットフォームに依存しない、世界各地で安定して使えるVPN機能。

 Webサイトにアクセスしたりアプリを利用したりしたときに送受信される個人情報を暗号化することで、たとえばオンラインショッピングの際のクレジットカード情報が第三者に悪用されることを防止する。

 また、Webサイトにアクセスした際の位置情報が送信されなくなり、行動情報が利用されることも防ぐ。特にセキュリティが脆弱なフリーWi-Fiなどを利用する場合に有効な機能といえる。

iPhoneでセキュアVPNを有効にしたところ。通信の暗号化、位置情報の隠匿が可能になる

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