世界初の85~125mm望遠光学ズームを搭載したソニー「Xperia 1 IV」実機レビュー
すべてのカメラで画作りが統一されているのが
Xperia 1シリーズの美点
Xperia 1 IVには、16mm超広角、24mm広角に加えて、世界初の85~125mm望遠光学ズームのトリプルカメラが搭載されています。筆者がXperia 1シリーズの美点と考えているのは、すべてのカメラで画作りが統一されていること。また、数値上のスペックにとらわれる、ハイブリッドズームの倍率をあえて低く抑えていることです。実際、Xperia 1 IVのデジタルズームでの最大倍率は15.6倍ですが、24インチくらいまでのディスプレーで見る場合は鑑賞に堪える解像感が確保されています。
また、夜景モードも比較的実際に近い明るさ、色調で撮影でき、暗所ノイズも少なくて好印象。まるで別世界のような夜景を撮れるスマホもありますが、現実に近い美しい夜景を撮りたいのであればXperia 1 IVはもってこいの一台です。
24mm広角、85~125mm望遠光学ズームでは、FlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正を利用できますが、効きはなかなか強力。手ブレをしっかりと抑えつつも不自然さがありません。超広角カメラはFlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正は対応していませんが、超広角の画角では元々手ブレが目立たないので問題はないでしょう。
※1920×1080ドット、30フレーム/秒で撮影
【まとめ】ソニーのデジタルカメラを常用している方は
買って大満足の一台
ベンチマークを試せなかったのは残念ですが、NEW STATE Mobileをプレイしたかぎりではまったくストレスなく堪能できました。少なくともほかのSnapdragon 8 Gen 1機と体感上のパフォーマンスは同等です。なお、今回は試作機を借用しましたが、近日中に製品版をお借りし、ベンチマークやほかのスマホとのカメラ画質比較も実施したレビュー記事を執筆する予定なので少々お待ちください。
価格はちょいとお高めですが、ソニーのフラッグシップスマホだけに現段階でも良端末であるという手応えを感じています。特にソニーのデジタルカメラを普段常用している方には、買って後悔のない端末と言えるでしょう。
Xperia 1 IV | ||
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メーカー | ソニー | |
ディスプレー | 6.5型有機EL(21:9) | |
画面解像度 | 1644×3840ドット | |
サイズ | 約71×165×8.2mm | |
重量 | 187g | |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 | |
メモリー | 12GB | |
ストレージ | 256/512GB | |
OS | Android 12 | |
5G対応周波数 | Sub 6、ミリ波 | |
カメラ | アウト:約1220万画素(24mm、標準) +約1220万画素(16mm、超広角) +約1220万画素(85-125mm、望遠) +3D iToFセンサー /イン:約1200万画素 |
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バッテリー容量 | 5000mAh | |
防水/防塵 | ○/○(IP65/68) | |
生体認証 | ○(指紋) | |
USB端子 | Type-C |
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