ASCII Power Review ― 第174回
「VAIO SX14」 実機レビュー = 第12世代Core搭載で最速のVAIOになりました!!-倶楽部情報局
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本日は、ASCII倶楽部の人気記事「「VAIO SX14」 実機レビュー = 第12世代Core搭載で最速のVAIOになりました!!」を紹介します。
VAIOはインテル第12世代Core(Alder Lake)のPシリーズを搭載した14型モバイルノートPC「VAIO SX14」を6月14日に発表、7月1日より出荷開始の予定だ。
VAIOシリーズの一部モデルには「VAIO True Performance」という独自チューニングが施されており、CPUの性能を最大限に引き出すことにかけては定評がある。というわけで今回は、第11世代Coreを搭載した前モデルと比べて、どのぐらいのパフォーマンスアップを果たしているのか、じっくりと比較してみよう。
Core i7-1280P、5G機能を選べるのはALL BLACK EDITIONのみ
VAIO SX14の一般販売向けには下記の4モデルがラインナップされている。
・VJS14590111B(想定価格27万9800円)
Core i7-1260P(12C、28W)/ RAM16GB / SSD1TB / ファインブラック
・VJS14590211B(想定価格23万9800円)
Core i5-1240P(12C、28W)/ RAM16GB / SSD512GB / ファインブラック
・VJS14590311T(想定価格23万9800円)
Core i5-1240P(12C、28W)/ RAM16GB / SSD512GB / アーバンブロンズ
・VJS14590411W(想定価格23万9800円)
Core i5-1240P(12C、28W)/ RAM16GB / SSD512GB / ファインホワイト
これ以外のスペックは共通。ディスプレーは14型カラー液晶(16:9、1920×1080ドット、アンチグレア)を搭載。ディスプレー上部にはWindows Hello顔認証対応のフルHDカメラ(207万画素、プライバシーシャッター付き)とステレオマイクが内蔵されている。
インターフェイスはThunderbolt 4(USB PowerDelivery、USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4)×2、USB 3.0(うちひとつは給電機能付き)×2、HDMI×1、有線LAN(1000BASE-T)×1、3.5mmヘッドセット端子×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.1をサポート。ただし、Wi-Fi 6Eには後日アップデートにより対応する。
本体サイズは320.4×222.9×13.3~17.9mm、重量は約1080g。53Whのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は約27時間とうたわれている。
なお、VAIOの直販サイトおよびソニーストアからカスタマイズモデルが購入可能。そのなかでもスペシャルモデルの「ALL BLACK EDITION」のみ、CPUに「Core i7-1280P」(14C、28W)が採用、WWANに5Gを選べる。スペックにとことんこだわるなら、カスタマイズモデルを選択しよう。
●VAIO SX14カスタマイズモデル
OS Windows 11 Pro 64bit/ Windows 11 Home 64bit
カラー アーバンブロンズ/ブライトシルバー/ファインホワイト/ファインブラック
CPU Core i7-1260P(12C、28W)/Core i5-1240P(12C、28W)/Core i3-1215P(6C、15W)/Celeron 7305(5C、15W)
メモリー 32GB/16GB/8GB
SSD 2TB(Gen4)/1TB(Gen4)/512GB(Gen4)/256GB(Gen4)/512GB(Gen3)/256GB(Gen3)/128GB(Gen3)
WWAN 4G/非搭載
ディスプレー 4K/タッチ対応フルHD/フルHD
ペン 対応/非対応
指紋認証 搭載/非搭載
顔認証 搭載/非搭載
キーボード 英語/日本語(かな文字なし)/日本語(かな文字あり)/英語(ホワイトKBD)/日本語(ホワイトKBD) T
PM 搭載/非搭載
●VAIO SX14 ALL BLACK EDITION
OS Windows 11 Pro 64bit/ Windows 11 Home 64bit
CPU Core i7-1280P(14C、28W)
メモリー 32GB/16GB
SSD 2TB(Gen4)/1TB(Gen4)/512GB(Gen4)/256GB(Gen4)
WWAN 5G/非搭載
ディスプレー 4K/タッチ対応フルHD/フルHD
ペン 対応/非対応
指紋認証 搭載
顔認証 搭載
キーボード 英語(隠し刻印)/日本語(隠し刻印)/英語/日本語(かな文字なし)/日本語(かな文字あり)
TPM 搭載/非搭載
ウェブカメラの画質設定が可能
すべてのアプリに反映される
使い勝手におけるVAIO SX14最大のアップデートがウェブカメラ。「VAIOの設定」に「カメラ」の項目が新設され、背景ぼかし、自動フレーミング、顔優先AE、逆光補正(自動)、逆光補正(固定)、ちらつき低減などの設定が可能となった。もちろんここで変更された設定は、すべてのアプリに反映される。
機能的に大きくアップグレードされた本機だが、残念ながら画質はあまりよろしくない。室内灯下での映像はかなり明るくなっているが、そのかわりにノイズが増えており、発色もやや不自然だ。
表情が見えるぐらい明るければ実用上問題はない。しかしウェブカメラの画質を向上させたノートPCも増えてきている。機能だけでなく、画質も大きくアップデートされることに期待したい。
キーボードのキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mm。キーボード面のたわみはやや大きいが、打鍵感自体は悪くない。タッチタイピングできるのならフルスピードで入力できるキーボードだ。
「タッチタイピングできるのなら」と前置きした理由は、キートップの刻印が見づらいため。バックライトをオンにすればハッキリと刻印が見えるが、オフにすると特にファンクションキーのアイコンなどが非常に見づらい。デザインを重視しているのかもしれないが、夕方以降の疲れた目でも判別しやすいような配色に変更してほしい。
VAIO SX14はタッチ対応フルHDディスプレーを選択すれば、デジタイザーペンを利用できる。本製品はディスプレーを180度展開できるので、画面の向きを180度回転させればタブレット端末感覚で描画が可能だ。
ただし、ペン先がかなり硬いので、あまり筆圧が強いとディスプレーに傷が付きかねない。ひんぱんにデジタイザーペンを利用するのなら、ディスプレー保護フィルムを貼ることをお勧めする。
今回はタッチ対応フルHDディスプレー搭載モデルを試用した。カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で色域を計測したところ、sRGBカバー率が97.7%、AdobeRGBカバー率が74.2%、DCI-P3カバー率が73.7%となった。モバイルノートPCとしては平均以上の色域を備えている。
Core i7-1195G7搭載機の約1.86~1.96倍のCPU性能を発揮
続きは「「VAIO SX14」 実機レビュー = 第12世代Core搭載で最速のVAIOになりました!!」でお楽しみください。
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