オウガ・ジャパンのOPPO「Reno7 A」は同社の主力モデル、Renoシリーズの最新機種である。ミドルハイクラスの性能に、使いやすいカメラを搭載、本体のデザインにも注力しており、購入後長い期間飽きずに使い続けられる製品に仕上がっている。日本向けに特化した設計にもなっており、OPPOが日本市場をかなり重視していることも感じられるスマートフォンだ。
ミドルハイのスペックで4万円台前半
デザインもOPPO独自の処理で美しい
ディスプレーは6.4型、解像度は2400x1080ドット。リフレッシュレート90Hz駆動に対応する有機ELを採用している。指紋認証センサーもディスプレー内に内蔵されており、1600万画素のフロントカメラは顔認証にも対応。2種類の生体認証を搭載している。
背面はマット感があるような見た目だが、触ってみると表面は平滑感のあるつるつるとした仕上げだ。しかし細かい結晶をちりばめたことで光沢感も持っている。指先で持ってみると指紋の跡は残らない。「きらびやかに光りながらもつやを抑える」という、相反する特殊な背面処理は「OPPO Glow」と呼ばれ、OPPOならではの質感を生み出している。その他、カメラ部分には「AI」の文字が入っているがシンプルなデザインにまとまっている。その隣にはFeliCaのロゴも印刷されており、おサイフケータイにも対応する。
側面は角のエッジが立った形状だが、本体の厚みを押さえたことで持ちにくいということはなく、むしろしっかりと握ることができる。本体サイズは約73.4×159.7×7.6mmで、横幅は細く厚みも薄い。重量も200gを切る176gと軽量だ。右側面には電源ボタンを備える。
左側面にはSIMカードトレイと電源ボタンを備える。側面からみるとカメラ部分のでっぱりはあまり目立たない。なおこの薄型のボディーに4500mAhのバッテリーを内蔵、急速充電は一般的な18W対応だ。
本体上部はフラットな形状のため写真は割愛する。本体下部にはUSB Type-C端子と3.5mmヘッドフォン端子を備える。なおスピーカーはモノラルで本体下部に配置されている。
OSはOPPO独自のColorOS 12を採用、Android 11をベースにOPPO独自のUIを搭載したものだ。プリインストールアプリはOPPO独自のツール類や、SNS関連などが見られる。
設定画面ではディスプレーリフレッシュレートの切り替え(高:90Hz、低:60Hz)やサイドバー、マルチウィンドウの設定などができる。後述するがネットワークからはeSIMの設定も可能だ。
チップセットはSnapdragon 695 5Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。ストレージの一部を仮想メモリーとして使用可能で、最大5GBを追加、合計11GBをメモリーとして使用できる。ストレージはmicroSDカードでの拡張が可能で、最大1TBまで利用可能だ。ベンチマークはGeekbench 5のシングルコアが691、マルコチアが1977。AnTuTuのスコアは383509だった。
通信方式は5G NRのn3/n28/n41/n77/n78に対応し、ミリ波は非対応。なお、SIMフリーモデルはデュアルnanoSIMまたはnanoSIM+microSDカードと、eSIMにも対応する。SIMフリーモデルということでドコモのSIMを入れて5Gエリアで通信してみたが、ドコモのバンドn79に非対応ながら下り1Gbpsをしっかりと出していた。
本体仕上げのOPPO Glowをじっくりと確認してみよう。スマートフォンはケースをつけて使うことが一般的であり、本体のオリジナルの背面ケースで隠してしまうことが多い。しかし、OPPO Reno7 Aはその背面をむしろ見せたくなるデザインになっている。本体カラーは今回レビューしたドリームブルーと、スターリーブラックの2色展開になっている。
SIMフリーモデルには透明ケースが同梱されており、本体をしっかりと保護しつつ、背面の美しい仕上げも見せてくれる。
またケースにもアクセントが欲しい人や衝撃強度を気にする人向けには「OPPO Reno7 A 耐衝撃ハイブリッドケース」も別売される(1980円)。背面は透明でOPPO Glow仕上げを見せつつ、側面はバンパーとなっておりReno7 Aをしっかり保護してくれる。バンパー部分のカラーによりブラック、ネイビー、ライトグレーの3製品が販売される。
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