自動配送ロボットの活用が加速している。ウィズコロナ・電子商取引が拡大する中で、高齢者などの利用者、ドライバーの安全を確保する観点からも、非接触型の自動配送サービスを実現することが重要となった。また、サプライチェーンの強靭化、ラストワンマイルの配送サービスの充実など、日本のスマートシティ推進においても非常に重要な役割を担うと期待できる。
株式会社角川アスキー総合研究所は、2022年7月22日(金)に「自動配送ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けたシンポジウム~自動配送ロボによるラストワンマイルの現在を知る」に続くセミナーを開催する。
シンポジウムも含んだ全5回開催の本シリーズでは、令和2年度補正NEDO事業「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」で得られた実証実験の成果を発表。また、自動配送ロボットを活用した配送サービス実現を加速させるため、社会受容性やビジネスモデル検討などについて、関連する自治体や事業者などの識者を招き、その在り方について議論する。
第3回目となる今回は、株式会社アイシン、株式会社NTTドコモ、株式会社東芝の実証事例を紹介するほか、特別講演としてLOMBY株式会社を迎え、自動配送ロボに必要なピースについて、実証実験での成果や知見をもとに、国内での実用化に向けたヒントを届ける。
自社でのロボット開発を行なうプレーヤーの知見や、屋外行動走行における現状課題など、実装に向けた準備が進む最前線の情報を各種講演や質疑応答も含めて展開。地域導入を検討する自治体関係者、新たなサービスやプロジェクト、ビジネスを模索する関係者に向けた講座となる。
登壇者
株式会社アイシン
MRS企画統括主査
細井広康氏
同社デザイン部を経て2015年のイノベーションセンター設立からイノベーションセンターにて歩行領域モビリティに関する企画・開発に従事、現在に至る。
NTTコミュニケーションズ株式会社
ビジネスソリューション本部 第二ビジネスソリューション部 第八グループ 主査
市原貴幸氏
国内通信キャリアにて法人・教育機関向けのITシステム導入支援業務(SI営業・PM)や法人向けIP電話サービス開発業務に従事。 2018年に株式会社NTTドコモに入社し、5Gユースケースや非通信分野での事業創出に向け、ユーザと協業しながら自動走行・遠隔操作ロボットやパーソナルモビリティ、自動運転等の実証実験を実施。 2022年7月1日より現職。
株式会社東芝
研究開発センター 知能化システム研究所 機械・システムラボラトリー 研究主幹
山本大介氏
株式会社 東芝研究開発センター 知能化システム研究所 機械・システムラボラトリー 研究主幹、博士(工学)。
2000年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年 株式会社 東芝入社。内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付への出向などを経て現職。日本機械学会ロボティクスメカトロニクス部門ロードマップ委員長、計測自動制御学会理事などを歴任。コミュニケーションロボット、自律移動ロボットなど、人と共存するロボットの研究開発に従事。現在、運行システムと自律移動ロボット間、複数の自律移動ロボット間のインタフェース、通信プロトコル標準化検討などに取り組む。
LOMBY株式会社
代表取締役
内山智晴氏
大学卒業後、伊藤忠商事に入社して航空宇宙分野で航空機の販売や改修事業に従事。2017年に物流系スタートアップであるYper株式会社を設立し、再配達をなくす置き配バッグOKIPPAを開発。2022年にLOMBY株式会社を設立し、物流ラストマイルの人手不足問題解決のため、自動配送ロボットLOMBYの開発をスタートしている。
『「自動配送ロボのラストワンマイル」シリーズ03』
開催日時
2022年7月22日(金)開演13:00 終了予定15:00
開催形式
オンライン(zoom webinar)
参加費
無料
主催
株式会社角川アスキー総合研究所 ASCII STARTUP
プログラム
13:00~13:03 開会
13:03~13:10 はじめに、NEDO講座事業紹介、セミナーポイント紹介(NEDO)
13:10~13:35 実証事例紹介&質疑応答(株式会社アイシン)
13:35~14:00 実証事例紹介&質疑応答(株式会社NTTドコモ)
14:00~14:25 特別講演&質疑応答(株式会社東芝)
14:25~14:50 特別講演&質疑応答(LOMBY株式会社)
14:50~15:00 閉会挨拶・終了
※現在調整中のため、内容は予告なく変更になる可能性があります。
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