週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

M2 Macbook Airの期待値と発表されなかったMac Proの行方

2022年06月09日 09時00分更新

一体、Mac Proはどうなるの?

 早いもので、初めてApple Siliconについて発表のあった2020年のWWDCから数えると、今回で3回めのWWDCとなった。つまり、丸々2年が経過したことになる。

 憶えている人も多いと思うが、2020年にApple Siliconを発表したとき、アップルはMacのラインナップが新しいCPUに完全に移行するのに2年かかる見込みだと表明していた。しかし、Macのラインナップの中でも最上位に位置するMac Proは、未だApple Siliconへの移行を果たしていない。

 2020年のWWDCは6月の後半だったので、2年が経つまでにはあと2週間ほどあるにはあるが、その間にApple Silicon版のMac Proが登場する可能性はかなり低いだろう。

Apple Siliconファミリー

 移行期間の開始をいつと考えるかにもよるが、発表を起点とすれば、このままでは有言不実行ということになってしまう。まだ出ない要因は大きく2通り考えられる。1つは、今回登場したM2チップ、あるいはそれにProやMaxやUltraが付いた強化版でも、まだMac Proにふさわしい性能が得られていないと判断していること。もう1つは、可能性としてはかなり低いが、Mac ProのApple Silicon版は登場せずに終わるということ。実際には今年いっぱいくらいが移行期間と考えられるだろうが、実際にどんなMac Proが出るのか、もしかして出ないのか。今回発表されるかも、と期待していただけに、ますます気になってしかたがない。

 気になると言えば、M1版はMacBook Airや13インチのMacbook Proと同時に登場したのに、今回M2版の発表が見送られたMac miniの今後も気になる。先日登場したMac Studioは、明らかにMac miniをベースにした製品だったので、もしかするとMac miniはM1で終わりなのかも、という気もしないでもない。Studioほどの高性能はいらないが、コンパクトなデスクトップを使い続けたいという筆者のようなユーザーは、やはりMac miniの行末も気になってしかたがない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事