【現地レポ】新MacBook Airは「2020年代的Air」だった(西田 宗千佳)
高速充電モードが目的ならば67Wのアダプターが必要
今回の特徴として、電源用の「MagSafe 3」が付いたことが挙げられる。USB-Cからも充電できるし、ケーブルとしては「USB PDからMagSafeに変換している」訳で、USB-Cがもう1つあった方がいい……と思う人もいそうだ。とはいえ、従来電源で使ってしまったインターフェースが「空く」ことになるわけで、拡張性の面では「若干プラス」と言える。
電源については、「1端子・30W」と「1端子・67W」のものに加え、「2端子・35W」のチャージャーが登場し、CTOではそれぞれを選べる。店頭モデルの場合は、GPUコアが8つ(すなわち下位モデル)が30Wのもので、上位モデルが35Wのものになる。35Wのチャージャーはインテリジェントに2つの端子からの電力を変更するようになっていて、同時に2つの機器をつなぐと「均等割」(17Wずつ)になり、片方を取り外すと35W出力に変わる。どちらの端子につないでも動作は同じだ。
ただ、35Wまでのチャージャーはあくまで持ち運び重視。新機種では「50%までを30分で充電」する高速モードがあるのだが、この機能を使う場合には、67Wのアダプターが必要になる。なお、MagSafe 3ケーブルは、本体に合わせてコネクタ部とケーブルの色が微妙に違う。一方、チャージャー側のUSB-C端子は「白」に統一だ。なんとなく「白では統一性がない」ようにも思えるが、これは「チャージャーとつないだときに、チャージャーとコネクターの色が統一される」ようにしたためだという。
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