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注目のE inkタブを含めファーウェイの新製品9機種をファーストインプレッション

2022年05月28日 12時00分更新

 ファーウェイ・ジャパンは5月26日、E ink タブレットやオーディオグラスなど9つの新製品を発表しました。メディア向けに開催された新製品体験会でいち早く新製品に触れることができたので、ファーストインプレッションを交えて、すべての製品を紹介します。

発表会では、ファーウェイデバイス日本・韓国リージョンプレジデントの楊 涛(ヤン・タオ)氏(左)がプレゼンテーションを行なった。ゲストとして、HUAWEI EyewearでコラボしたOWNDAYS 代表取締役社長の田中修治氏(右)も登壇した

「HUAWEI MatePad Paper」は
電子書籍ビューアーとしてもメモパッドとしても重宝

 ファーウェイ初のE inkタブレット「HUAWEI MatePad Paper」のディスプレーは約10.3型。紙のような質感で目に優しく、読書やメモに適している印象。4096段階の筆圧感知に対応したHUAWEI M-Pencil(第2世代)が同梱されていて、本体にくっつけるだけでペアリングができ、充電ができる仕様。6月9日発売で、予想実売価格は6万4800円となっています。

サイズは約225.2×182.7×6.65mmで、重さは約360g。HUAWEI M-Pencilはマグネットで装着でき、自動で充電が始まる

 ファーウェイの公式電子書籍ストア「HUAWEI Books」がプリインされていて、読みたい電子書籍を購入できるほか、「Kindle」「LINEマンガ」「青空文庫」など、定番のアプリをインストールして、電子書籍や電子コミックを読むことも可能。

電子書籍が読みやすいことが利点。画面の更新速度を変えて、消費電力を抑えたり、残像を減らしたりもできる

 HUAWEI M-Pencilは、鉛筆のような書き心地で、手書きの文字をテキストデータ化することも可能。電子書籍やPDFの上にメモを書き加えたり、2画面表示にして、ドキュメントを見ながら、メモを取るといったマルチタスク操作もできます。

HUAWEI M-Pencilは適度な摩擦が感じられて、実際に紙に書いているような感覚。手書き文字をテキストデータ化することもできる

画面を分割して、2つのアプリを同時に起動することも可能。ドキュメントを見ながらメモを書いたりもできる

 OSはHarmonyOS 2で、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB。2基のスピーカーと4基のマイクを内蔵し、音声を録音したり、オーディオブックを聞いたりすることもできます。厚さは6.65gで、重さは360g。
HUAWEI MatePad Paperの背面に磁石で付けられる専用の保護カバーも付いています。

HUAWEI M-Pencilを付けた状態でタブレットを覆える専用カバーも同梱されている

度付きレンズにも交換できる
オーディオグラス「HUAWEI Eyewear」

 オーディオグラス「HUAWEI Eyewear」は、フツーの眼鏡として装着でき、テンプルにスピーカーが内蔵されており、BluetoothでペアリングしたスマホやPCから出力される音声が聞けるデバイス。5月26日発売で、予想実売価格は3万2780円。

HUAWEI Eyewearの重さは約36.8~38.8g(タイプによって異なる)

テンプルの上にセンサーを搭載し、タッチ操作ができる

 昨年発売された「HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II」より軽くなり、長時間装着しても疲れにくいことが利点。デザインは、ラウンドフレームのボストン型のフルリムタイプ、台形フレームのウェリントン型はフルリムタイプとハームリプタイプが用意され、全3種類から選べます。ただし、ボストン型のフルリムタイプはAmazon限定販売となっています。

上から、ウェリントン型のフルリムタイプ、同ハームリプタイプ、ボストン型のフルリムタイプ

 スマホとペアリングして音楽を聴いてみましたが、テンプルの下に搭載されたスピーカーから出力される仕組みで、さほど音量を上げなくても、クリアな音で聞こえました。音漏れは、そばにいても耳を近づけないと聞こえないレベル。音量調整、スキップ、通話の応答・終了などは、テンプル上部のセンサーをタッチして操作できます。また、眼鏡を外すと音楽が自動で一時停止する機能も備えています。

 約85分で満充電でき、約6時間の音楽再生、約4.5時間の連続通話が可能。当然のことながら、周囲の音は聞こえるので、日常的に装着する眼鏡と同じ感覚で使えそうです。なお、フロントフレームは簡単に取り外しが可能。全国のOWNDAYS(オンデーズ)でレンズ交換(有料)ができます。

フロントフレームは簡単に取り外せるので、度付きのレンズに交換することも可能

OWNDAYSとのコラボモデル
“聴こえるメガネ”も登場

 HUAWEI Eyewearのフロントフレーム部分をOWNDAYSが手掛けたコラボレーションモデル「OWNDAYS × HUAWEI Eyewear」も発売。店頭では「聴こえるメガネ」という、わかりやすい商品名も使われるそうです。

充電コンバータ、保護ケースバック、メガネ拭きを同梱。装着するとサングラスになる「SNAP LENS」は別売

 デザインはスクエア型とウェリントン型の2種類で、それぞれブラックとグレーの2色から選べます。最適な薄さの非球面レンズがセットになっていて、自分の度数に合わせたレンズも付けてもらえます。また、追加料金でカラーレンズやブルーライトカットレンズなどを選ぶことも可能。マグネットで装着するとサングラスになる専用の「SNAP LENS」(1650円)も購入できます。

スクエア型のブラック(左)とグレー(右)

ウェリントン型のブラック(左)とグレー(右)

SNAP LENSを装着した状態

 コラボモデルは、OWNDAYSの特定店舗およびオンラインストアで6月3日から発売。価格は3万2780円。すでにオンラインストアでの予約受付が始まっています。

Devialetと共同開発された
「HUAWEI Sound Joy」

 フランスの高級オーディオメーカー・Devialet(デビアレ)と共同で開発されたポータブルスピーカー「HUAWEI Sound Joy」は5月26日発売。予想実売価格は1万4800円。

 直径73mmの筒状で、片手でしっかりつかめて、カップホルダーにも収まるサイズ感。カラバリはオブシディアンブラックとスプルースグリーンの2色で、外装には通気性の良い織布が使われています。

サイズは73×73×202mmで、重さは約680g。タンブラーのようなサイズ感

カラバリは2色。両方を買って、ステレオサウンドを楽しむことも可能

 スピーカーユニットは、主に中低音域を担当する20Wのフルレンジスピーカー1基、高音部を担当する10Wのツイーター1基、そして、低音域の増幅・補強を行うパッシブラジエーター2基という構成。Devialetの独自技術である「Push-Push式パッシブパッシブラジエーター」により、迫力あるサウンドを実現しています。

 8000mAhのバッテリーを内蔵し、最大26時間の連続音楽再生が可能。IP67の耐水・防塵仕様なので、アウトドアで使うこともできます。

背面に操作ボタンとUSBポートを備える

音楽再生時に、曲調に合わせて光る機能も楽しめる

 賑やかな体験会の会場では、音質をじっくり確かめることはできませんでしたが、音量は十分で、低音域が明瞭に響く印象。2台購入すれば、ペアリングして立体的なステレオサウンドを楽しむこともできるそうです。

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