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外付けSSDはここまで進化した! 20Gbps対応のADATAの光り輝く高性能外付けSSDを試す&PS5とも接続

2022年05月31日 11時00分更新

高速外付けSSDはPS5の空き容量確保にも有効と言えそうだ

 USB接続の外付けSSDは、PS5(PlayStation 5)でも活用できる。PS5には、Type-CとType-A含めて4基のUSBポートがあり、うち前面のType-Cと背面のType-A×2の計3基がUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)対応だ。

PS5前面のType-C(Gen 2/10Gbps)にSE900Gを接続した。前面にはType-A(Gen 1/5Gbps)もあるが、コントローラー接続用でストレージの接続には非対応だ

PS5は裏面にもType-A(Gen 2/10Gbps)が2基ある。同梱のType-A用のケーブルを使ってSE770Gを接続した

 Gen 2対応ポートに接続したUSBストレージは「USB拡張ストレージ」と認識され、ゲームプログラムの保存先として利用可能となる。PS5のゲームタイトルは外付けSSDから直接起動してプレイすることはできないが、あまりプレイしなくなったゲームのプログラムを外付けSSDへ移動しておけば、本体ストレージの空き容量を確保できる。

SSDは差すだけで認識される。PS5タイトルは外付けSSDから直接起動はできないが(PS4タイトルは可能)、内蔵ストレージの空き容量を作るため、待避先として使うことは可能

 PS5には増設用のM.2ソケットが用意されており、そこにM.2 SSDを増設してもいいのだが、それよりも格段に手軽に容量不足を解決できる。

 なお、外付けSSDに移動したゲームを再度プレイしたくなった場合は、プレイ前に本体ストレージに「コピー」することでプレイできるようになる。コピーにかかった時間は約40GBのプログラムで約3分半。頻繁にプレイするならばいちいちコピーするのはストレスだが、ほとんどプレイしなくなったゲームをたまにプレイしたくなる場合は、再度ディスクからのインストールやインターネット経由でダウンロードする時間を考えれば許容範囲だろう。

 なお、PS5はデュアルレーン動作には対応していないので、SE900Gを接続した場合もシングルレーン動作(10Gbps)になる。本来の性能は発揮できないので、PS5で利用する前提で購入する場合は、SE770Gのほうがコストパフォーマンスはよくなる。

ストレージもUSBで手軽に追加&超高速な時代がやって来た

 外付けSSDの用途としては、大容量データの移動や持ち運び、バックアップなどを思い浮かべるだろうが、SE900GやSE770Gくらい高性能な外付けSSDになってくると、システムの追加ストレージとして常用することも十分視野に入る。

 Gen 2x2のSE900Gはもちろん、Gen 2のSE770Gでも数年前までシステムストレージとして使われていたSATA SSDよりも格段に高速なので、内蔵SSDと変わらない感覚で扱うことができる。それはベンチマークの結果でも十分に実証されている。小型軽量でUSBからの給電で動作するのでノートPCと一緒に持ち運ぶのも苦にならないのも強みだ。

 最近ではカバーが簡単に開けられず、後からストレージ容量を追加できないPCも多い。そのため、標準のSSD容量をどのくらい確保するかで悩む方も多いと思われるが、これくらい高性能なSSDがUSBで手軽に外付けできるのであれば、「足りなくなったら外付けで対応すればよい」くらいの気持ちで選ぶのもアリだろう。

 もちろん、デバイス間のデータの移動やバックアップ、PS5のUSB拡張ストレージとしての活用など、いずれの用途でも快適に利用できることは間違いない。

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